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コラム

2023年3月29日

インタビュー調査を事例をもとに徹底解説!① ~インタビューに向けた準備、進め方~

目次

■ はじめに
■ インタビュー調査でも「なぜこの調査を行うのか?」という背景や調査目的の整理からスタート
■ ”誰に”、”どのように”インタビューを行うのかがインタビュー調査の結果を大きく左右する
■ おわりに

はじめに

MMD研究所では、これまでにインタビュー調査の進め方や分析方法、活用法についてコラムを発表してきました。

インタビュー調査の分析について気になる方はこちら:定性調査の進め方

インタビュー調査の活用法について気になる方はこちら:定性調査の進め方

今回からは、実際にMMDLaboが実施した調査事例をもとに、全6回のコラムでインタビュー調査を解説していきます。
初回となる本コラムでは、インタビュー調査に向けた準備と進め方をお話していきます。

■ 使用する事例

「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」
インタビュー時期:2023年2月~3月
インタビュー方法:オフライン(3名)、オンライン(1名 Zoomを使用)/60分のデプスインタビュー
インタビュー対象者:Apple Watch利用者(1年以上利用)4名
※対象者4名は、現在利用のApple Watchに対する「満足度」「継続利用意向」「利用頻度」の違いも踏まえて選定。

※「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」について  
4月下旬には「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」のレポート販売を予定しております。
本レポートは定量調査に加え、定性調査の結果からも分析を行ったものです。
定量調査にて、最も豊富な製品ラインナップを持つApple Watchの利用実態を明らかにし、今後のスマートウォッチ市場を伸ばしていくために必要な機能や価値を分析しています。加えて、現在利用者に対するインタビューにより、利用の背景や理由、活用方法、生活の変化について掘り下げています。
4月下旬に販売予定ですので、楽しみにお待ちください。 

 

インタビュー調査でも「なぜこの調査を行うのか?」という背景や調査目的の整理からスタート

インタビュー調査はアンケート調査と同様に、まずは調査企画書を整理するところから始まります。

調査企画書の整理について確認したい方はこちら:初めてのリサーチ

▼ インタビュー調査の流れ

※ピンク箇所が今回のコラムで解説する内容です。

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます

インタビュー調査でもアンケート調査(定量調査)と同様に、課題を整理することは、調査を実施すること自体が目的にならないようにするために非常に重要なポイントです。

必ず「今回のインタビュー調査は何のために行うのか」という調査背景や目的を整理した上で、インタビュー対象者やインタビュー手法を決定していきましょう。

 

”誰に”、”どのように”インタビューを行うのかがインタビュー調査の結果を大きく左右する

インタビュー調査においては、”誰に”、”どのように”インタビューを行うのかを検討する段階で、調査目的からずれた対象者や手法を選定してしまうことで、「インタビュー調査をしたは良いものの、課題を解決できる内容にならなかった!」という不測の事態が発生してしまうこともあります。そのため、インタビュー対象者とインタビュー手法の選定は非常に重要になります。

今回事例として用いる「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」では、以下のようにインタビュー対象者とインタビュー手法を選定しました。
「Apple Watchの継続利用者を増やすための価値を明らかにする」という調査目的をもとに、インタビュー対象者と手法を検討・決定しています。

▼ インタビュー対象者

▼ インタビュー手法

※インタビューの手法には、デプスインタビューの他にフォーカスグループインタビュー(FGI)もあります。それぞれの手法について知りたい方は「定性調査の進め方①~定性調査とは~」をご覧ください。

今回のコラムでは、事例をもとにインタビュー調査に向けた準備と進め方をお話してきました。
次回はインタビュースクリプトの作成についてお話していきます。お楽しみに!

 

おわりに

MMDLaboでは、調査が初めてというお客様から定期的に調査を行われているお客様まで、様々なお客様より調査のご依頼をいただいております。
調査を行うに至った背景やお悩みをヒアリングし、お客様の課題やご予算に沿った調査手法、内容をご提案させていただきます。
お見積もり、ご相談は無料で承っております。
調査のご相談、ご依頼がございましたらお気軽に下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。

上記のリサーチに関するご質問等は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

≪本調査レポートのご利用について≫
MMD研究所にて無償公開しているWEBサイト内の文書、及びその内容についての無断転載等は原則としてご遠慮頂いております。
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追って担当者よりご連絡いたします。著作物の二次利用に関しては、以下の条件にすべてあてはまる場合、個別の許諾なしにこれをみとめます。

  • 営利を目的としないこと
  • それによって経済的な利益を得ることがないこと

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