コラム
2023年5月31日
インタビュー調査を事例をもとに徹底解説!⑤ ~インタビュー後の分析から読み取れること~
目次
■ はじめに
■ 対象者の発言を「縦横」で見る
■ 継続利用意向までのジャーニーをまとめる
■ おわりに
インタビュー調査を事例をもとに徹底解説!
- 第1回:インタビューに向けた準備、進め方
- 第2回:インタビュー内容を考える
- 第3回:インタビューの様子
- 第4回:インタビュー後の分析方法
- 第5回:インタビュー後の分析から読み取れること
- 第6回:インタビューで得た結果をどのようにマーケティングに活かすか
はじめに
前回のコラムでは、実際にMMDLaboで実施した調査事例をもとに、インタビュー後の分析方法についてお話しました。
今回は、事例をもとにインタビュー後の分析から読み取れる内容についてお伝えしていきます。
■ 使用する事例
「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」
インタビュー時期:2023年2月~3月
インタビュー方法:オフライン(3名)、オンライン(1名 Zoomを使用)/60分のデプスインタビュー
インタビュー対象者:Apple Watch利用者(1年以上利用)4名
※対象者4名は、現在利用のApple Watchに対する「満足度」「継続利用意向」「利用頻度」の違いも踏まえて選定。
※「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」について
現在、「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」のレポートを販売しております。
本レポートは定量調査に加え、定性調査の結果からも分析を行ったものです。
定量調査にて、最も豊富な製品ラインナップを持つApple Watchの利用実態を明らかにし、今後のスマートウォッチ市場を伸ばしていくために必要な機能や価値を分析しています。加えて、現在利用者に対するインタビューにより、利用の背景や理由、活用方法、生活の変化について掘り下げています。
ご興味のある方は、以下より一部内容をダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
対象者の発言を「縦横」で見る
前回のコラムで、「対象者の発言を整理し、重要な発言はどこかをチェックすることが必要」とお話しました。
対象者の発言を整理する際、発言録の読み方は「縦読み(テーマごとに読む)」と「横読み(対象者ごとに読む)」の2つがあり、それぞれの読み方で発言録からの気づきが異なります。
対象者の発言を整理し内容を読み込む際には、「縦横」で対象者の発言を見ていきます。
■「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」でのインタビュー発言録の読み方(一部)
継続利用意向までのジャーニーをまとめる
事例としている「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」では、インタビュー対象者の条件を「Apple Watch利用者(1年以上利用)」の4名としています。この4名は現在利用のApple Watchに対する継続利用意向が異なっており、継続して利用し続けたいという人もいれば利用しないという方もいます。
この継続利用意向の違いはどこから来ているのか、インタビューの発言を整理した上で、Apple Watchに対して抱いていた事前期待からジャーニーをまとめると以下のように分析することができます。
■インタビュー対象者ごとの、Apple Watchの継続利用意向の違い(「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」より)
今回のコラムでは、実際のインタビュー事例をもとにインタビュー後の分析から読み取れる内容についてお話してきました。
次回はインタビューで得た結果をどのようにマーケティングに活かすかについてお話していきます。お楽しみに!
おわりに
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