リサーチのご相談
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コラム
2023年4月12日
インタビュー調査を事例をもとに徹底解説！② ～インタビュー内容を考える～
目次
■ はじめに
■ インタビュースクリプトとは
■ 実際のインタビューをイメージしながらスクリプトを設計する
■ おわりに
インタビュー調査を事例をもとに徹底解説！
はじめに
前回のコラムでは、実際にMMDLaboで実施した調査事例をもとに、インタビュー調査に向けた準備と進め方をお話しました。
今回は、インタビューのベースとなる「インタビュースクリプト」の設計について解説していきます。
■ 使用する事例
「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」
インタビュー時期：2023年2月～3月
インタビュー方法：オフライン（3名）、オンライン（1名 Zoomを使用）/60分のデプスインタビュー
インタビュー対象者：Apple Watch利用者（1年以上利用）4名
※対象者4名は、現在利用のApple Watchに対する「満足度」「継続利用意向」「利用頻度」の違いも踏まえて選定。
※「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」について
4月下旬には「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」のレポート販売を予定しております。
本レポートは定量調査に加え、定性調査の結果からも分析を行ったものです。
定量調査にて、最も豊富な製品ラインナップを持つApple Watchの利用実態を明らかにし、今後のスマートウォッチ市場を伸ばしていくために必要な機能や価値を分析しています。加えて、現在利用者に対するインタビューにより、利用の背景や理由、活用方法、生活の変化について掘り下げています。
4月下旬に販売予定ですので、楽しみにお待ちください。
また、上記調査の際に使用したインタビュースクリプトをご用意しております。
インタビュースクリプト全体を見てみたい方は、「データをダウンロードする」ボタンから、ぜひご覧ください。
※今回は「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」のインタビュースクリプトを、PDFでご用意しています。
調査概要や調査項目が分かる資料を
PDFでご用意しています。
下記よりダウンロードください。
データをダウンロードする
インタビュースクリプトとは
前回のコラムでお話したように、インタビュー調査はまず「今回のインタビュー調査は何のために行うのか」「課題解決のために、今回のインタビュー調査では“誰に”、“どのように”インタビューを行うのか」を整理するところから始まります。その後、整理した内容をもとに、インタビューで対象者に聞く内容を考えまとめていきます。
※ピンク箇所が今回のコラムで解説する内容です。
※画像をクリックすると拡大画像が表示されます
上図に記載の「インタビュースクリプト」とは、企画書に記載した「何を」インタビューで質問するのかという内容や仮説をもとに、質問項目をひとつひとつ作り、その内容をリスト化したものです。
インタビュースクリプトには、以下のような内容を記載します。
▼インタビュースクリプトに記載すること
今回の事例でもある「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」のインタビュースクリプトを一部ご紹介します。（全体を見たい方は、本コラムのダウンロード資料からぜひご覧ください。）
▼「Apple Watchの利用実態に関する調査」インタビュースクリプト例（一部）
※画像をクリックすると拡大画像が表示されます 
インタビュースクリプトはインタビュー時の道しるべになるものですが、インタビュー対象者によって柔軟に聞き方や聞く順番を変えていくことで、自然な会話の中で対象者のホンネを聞くことができ、調査の質を上げることができます。
実際のインタビューをイメージしながらスクリプトを設計する
インタビュースクリプトを設計する際には、実際のインタビューをイメージしながら設計することが重要です。
例えば、今回の事例でもある「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」の場合、インタビューの序盤でいきなり「Apple Watchの不満点はなんですか？」と聞いたら、インタビュー対象者の方は素直に答えてくれるでしょうか。
いくら「気軽になんでもお話してくださいね」と最初に伝えていたとしても、初対面のインタビュアーに対して、ネガティブ項目である「商品・サービスの不満点」をインタビュー序盤に聞いても、対象者は答えにくいはずです。
そのため「商品・サービスの不満点」などのネガティブ項目や、「なぜその商品・サービスを使っているのか」という深く考える必要がある質問をしたい場合は、利用実態⇒商品・サービス使用きっかけ⇒満足点⇒不満点、というような流れで聴取すると、対象者も回答しやすくなります。
インタビューで対象者自身も気が付いていない「ニーズ」を発見していくためには、インタビューの前半で、対象者とのラポール形成（信頼関係の形成）をしておくことが重要になります。
そのため、インタビューのはじめには必ずアイスブレイクの時間も含むようにします。
今回のコラムでは、事例も含みながらインタビュースクリプトの設計についてお話してきました。
次回は、実際のインタビューについてお話していきます。お楽しみに！
※今回は「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」のインタビュースクリプトを、PDFでご用意しています。
調査概要や調査項目が分かる資料を
PDFでご用意しています。
下記よりダウンロードください。
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おわりに
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調査を行うに至った背景やお悩みをヒアリングし、お客様の課題やご予算に沿った調査手法、内容をご提案させていただきます。
お見積もり、ご相談は無料で承っております。
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MMD研究所（編集部員）
