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コラム

2022年6月29日

定性調査の進め方④~定性調査の分析方法~

目次

■ 前回のまとめ
■ 定性調査の結果を分析しまとめる重要性
■ 定性調査の分析の種類
■ おわりに

 

前回のまとめ

前回のコラムでは、定性調査の活用法についてお話しました。
今回は、定性調査後の分析とまとめ方についてお話していきます。

定性調査の分析やまとめ方に様々な種類がありますが、「何を知りたいのか/ネクストステップとして何を行いたいのか」によってどのような分析・まとめ方を行うかを検討する必要があります。
今回のコラムでは定性調査の結果を分析し、レポーティングすることの重要性と具体的な結果のまとめ方、さらにそこから何が明らかにできるのかをお話していきます。

今回はMMDLaboの定性調査アウトプット例資料をご用意しております。
定性調査に興味はあるものの、具体的な分析方法やまとめ方が想像できない方や定性調査の実施をご検討中の方はぜひダウンロードしてご覧ください。 

※今回は定性調査アウトプット例資料をPDFでご用意しています。

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下記よりダウンロードください。

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ここまで連載形式でお話してきました「定性調査の進め方」コラムは、今回で最終章になります。
前回までのコラムをご覧になっていない方は、そちらも併せてご覧いただくと定性調査への理解がより深まりますので、ぜひご覧ください。

 

定性調査の結果を分析しまとめる重要性

第1回のコラムでもお話したとおり、定性調査は対象者の発言や対象者を観察し見える仕草や行動など、数値化できないデータの収集を目的とする調査です。
数値化できないデータだからこそ集めた調査結果をそのままにせず、分析を行い結果をまとめることが重要です。
定性調査は定量調査と異なり、分かりやすく○%と言うことができないため、調査結果をそのままにしても特に調査に携わっていない人には「今回の定性調査から分かったこと」が伝わりにくいです。
だからこそ分析するだけでなく、分析結果をまとめること(結論づけ・考察をすること)が定性調査の中の大切な部分になります。

 

定性調査の分析の種類

本コラムの序盤で「何を知りたいのか/ネクストステップとして何を行っていきたいのか」によって、どのような分析・まとめ方を行うかを検討することが必要、とお話しました。
それでは具体的にどのような分析方法やまとめ方があるのか、代表的なものをいくつかご紹介します。
分析例を知りたい方はコラムの最後にある資料をダウンロードしてご覧ください。

①発言録
発言録はインタビューでの対象者の発言を文章に起こし、表形式にまとめたものです。
表形式にまとめることで、対象者がどのような発言をしていたかを分かりやすく確認することができます。
グループインタビューの場合は、1つの質問でそれぞれの対象者が何を発言したかを横並びで確認することができます。

②ラダリング
ラダリングは簡潔に言うと、商品やサービスが消費者にどのような価値やベネフィットを提供できているのかを探る手法のことです。
対象者がインタビュー内で発言した内容を細かく分け、多重構造である人間の気持ちの奥の部分を探っていきます。
商品やサービスの価値構造を明らかにすることで、消費者にとっての本質的な価値を踏まえたマーケティング戦略を考えることができます。

③カスタマージャーニー
カスタマージャーニーはご存知の方も多いかと思いますが、消費者が商品を購入するまでのプロセスをまとめたものです。
消費者のいるフェーズ(認知、興味・関心、比較・検討段階など)ごとに感情や思考、課題を洗い出せる点が特徴です。
消費者がどの購買決定プロセスにいるかで、課題を感じることや行動が変わります。ある特定の消費者の購買活動における行動・思考を時系列でまとめることで、それぞれの段階に合わせた「顧客視点」によるマーケティング戦略を考えることができます。

今回は、定性調査の分析方法とその重要性、分析方法とまとめ方によって明らかにできることをお話ししました。
4回に分けて定性調査についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今後もMMDLaboでは、調査に関するコラムを発信していきます。
コラムを読んで調査に関心を持たれた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

おわりに

MMDLaboでは、調査が初めてというお客様から定期的に調査を行われているお客様まで、様々なお客様より調査のご依頼をいただいております。
調査を行うに至った背景やお悩みをヒアリングし、お客様の課題やご予算に沿った調査手法、内容をご提案しております。
お見積もり、ご相談は無料で承っております。
調査のご相談、ご依頼がございましたらお気軽に下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。

※今回は定性調査アウトプット例資料をPDFでご用意しています。

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