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コラム

2023年2月22日

アンケート調査のギモン ~調査結果をマーケティング活動に活かすには?~

目次

■ はじめに
■ まずはおさらい:アンケート調査で分かること
■ アンケート調査の結果は活かしにくい?
■ おわりに

 

はじめに

MMD研究所では、これまでに調査の進め方やまとめ方、分析についてコラムを発表してきました。

分析について気になる方はこちら

今回はアンケート調査を行い、結果をご報告した際によく質問としていただく「この結果を次どう活かすべきか?」についてMMDLaboのリサーチャー視点からお話していこうと思います。

※今回はMMDLaboの会社概要をPDFでご用意しています。

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まずはおさらい:アンケート調査で分かること

アンケート調査は、数的データを多く集めて分析する手法のことを指します。

結果が数値で出てくるため、目に見えて理解しやすく説得力があるデータを手に入れることができます。
顧客満足度や商品・サービスの認知度、満足度などの市場把握や、新しい施策・サービス・商品に対する利用意向などの仮説に対する検証などを行うことができます。

結果が数値で出てくるため、一見すぐに次に繋がるアクションを見つけやすいと思われがちです。一方で、出てきた結果をどう読み取り、どう施策や実務に活かしていくかが曖昧な状態だと結果の分析方法が定まりにくく、次への動きに活かすことができません。

あらかじめ調査を始める前に「解決すべき課題は何か」「課題に対して必要な情報は何か」「情報を得た後にどう動くか」を決めておくことで、結果を適切に活用することができます。

※調査を始める前の企画立てについてはこちら

 

アンケート調査の結果は活かしにくい?

「アンケート調査はしてみたが、結果をどう実務に活かせばいいか分からない」「アンケート結果では顧客が本当に求めていることは分からないのでは」といった声を耳にすることがあります。

以前のコラムでもお伝えしましたが、調査を実施する際は事前に「なぜ調査を行うのか」「この調査をしてどうしていきたいのか」を明確にしておく必要があります。
なぜなら、マーケティング活動において調査は1つの手段にすぎないからです。

調査をすることで何かが分かる、という「調査をすること」が目的になっている調査ではなく、「この課題に対する仮説を検証したい、その手段としてアンケートが適切だからアンケート調査を行う」という課題解決が目的になっている調査を行うことで、実務に活かせる結果を得ることができます。

調査をする目的が明確になっている場合でも、「調査では新しい視点を見つけることはできない」という声もあるかと思います。
確かに、決められた設問、選択肢で調査を行うアンケート調査だけでは生活者の本質的なニーズや心理を明らかにすることは難しいでしょう。

ただし、アンケート調査を行うことで仮説の検証や市場の全体感を把握することができます。
社内やプロジェクト内で立てた仮説をそのまま市場に出すよりも、一度調査を挟んで生活者などターゲット層の動向を確認してから市場に出すことで上市後の反応に検討を付けることができるかもしれません。

調査の結果が全てではありませんが、より効率的により良いものを市場に出すという意味で調査は有効と言えます。

また、アンケート調査だけではなく、定性調査(インタビュー調査)も組み合わせることでより生活者の本質的なニーズや心理に迫ることもできます。

定性調査(インタビュー調査)は対象となった方に深く背景や理由を聴いていく調査になるため、アンケート調査と比べて数値で結果を表すことはできませんが、今まで気づいていなかった新しい発見が期待できます。

「なぜ調査をする必要があるのか」「どう調査の結果を活かすのか」を明らかにし、アンケート調査と定性調査(インタビュー調査)を組み合わせて実施することで、より良い意思決定に繋がると言えます。

 

今回のコラムでは、アンケート調査をする際の「調査結果をどう活かすべきか」についてお話してきました。
次回も引き続き、調査に関するギモンについてお話します。

次回はよくご質問をいただく「インタビュー調査の1人の意見はどうマーケティングに役立つのか」についてお話していこうと思います。
お楽しみに!

 

おわりに

MMDLaboでは、調査が初めてというお客様から定期的に調査を行われているお客様まで、様々なお客様より調査のご依頼をいただいております。
調査を行うに至った背景やお悩みをヒアリングし、お客様の課題やご予算に沿った調査手法、内容をご提案させていただきます。
お見積もり、ご相談は無料で承っております。
調査のご相談、ご依頼がございましたらお気軽に下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。

※今回はMMDLaboの会社概要をPDFでご用意しています。

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