調査データ
2020年2月27日
スマホ決済を普段の支払いで利用する人は約3割に増加 毎日スマホ決済を利用する人は非接触決済が21.2%、QRコード決済が18.3%
※本レポート内では2019年8月に行った同様の調査と結果を比較します。
【調査結果サマリー】
■ 2019年夏から、スマホ決済を普段の支払いで利用する人は16.4%から28.6%に増加
■ QRコード決済、2019年利用開始が6割超、キャッシュレス・ポイント還元事業と利用開始時期が重なる
非接触決済利用は「2017年より前から」が最多、キャンペーンに影響されない利用
■ 利用されている割合が高いのはiPhoneが「Apple PayのSuica」、「PayPay」、「iD」
Androidが「PayPay」、「Suica(Google Payまたはおサイフケータイ)」、「楽天Edy」
■ 2019年夏からスマホ決済の利用頻度増加、日常的に利用され始めている結果に
1日に1回以上スマホ決済を利用するユーザーは非接触決済が21.2%、QRコード決済が18.3%
■ スマホ決済をよく利用する場所は「コンビニ」「ドラッグストア」「スーパー」
2019年夏から、「スーパー」の利用は16.1ポイント増加
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■ 2019年夏から、スマホ決済を普段の支払いで利用する人は16.4%から28.6%に増加
18歳から69歳の男女35,000人を対象に、普段の支払い方法について聞いたところ(複数回答可)、89.0%が「現金」を利用すると回答し、2019年8月実施の調査と比較すると、90.5%から0.5ポイント減り、「スマホ決済」は28.6%となり、2019年8月実施の調査と比較すると16.4%から12.2ポイント増える結果となった。
年代別に普段の支払い方法を見てみると、10代を除くすべての年代で現金の利用が9割を下回った。「スマホ決済」に関しては2019年8月から比較すると、10代を除くすべての年代で10ポイント以上の増加となった。
■ QRコード決済、2019年利用開始が6割超、キャッシュレス・ポイント還元事業と利用開始時期が重なる
非接触決済利用は「2017年より前から」が最多、キャンペーンに影響されない利用
続いて、普段からスマホ決済を利用していると回答した人から、いつからスマホ決済の利用を開始したか聞いたところ、QRコード決済利用者(n=7,726)で最も多いのは「2019年10月~12月」となり、非接触決済利用者(n=2,268)は「2017年より前」が最多となった。
QRコード決済は10月に開始した増税によるキャッシュレス・ポイント還元事業と利用開始時期が重なる結果となり、非接触決済はキャンペーンに関わらず利用されてきたことが見える結果となった。
利用開始時期を年ごとにまとめてみると、QRコード決済は2019年から利用を開始した人が6割を超えることがわかった。
■ 利用されている割合が高いのはiPhoneが「Apple PayのSuica」、「PayPay」、「iD」
Androidが「PayPay」、「Suica(Google Payまたはおサイフケータイ)」、「楽天Edy」
続いて、各スマホ決済サービスのインストールや登録状況を聞き、そのサービスを利用できる状況にある人を対象に、各サービスの利用状況を聞いたものを利用OS別に分けた。会員登録や銀行口座などの連携も済ませて利用しているのは、iPhoneでは「Apple PayのSuica」、「PayPay」、「iD」の順で、Androidでは「PayPay」、「Suica(モバイルSuica、またはGoogle PayのSuica)」、「楽天Edy」の順で、それぞれ利用の割合が高い結果となった。
「利用している」という回答を2019年8月調査と比較すると、利用割合が増加している結果となった。
■ 2019年夏からスマホ決済の利用頻度増加、日常的に利用され始めている結果に
1日に1回以上スマホ決済を利用するユーザーは非接触決済が21.2%、QRコード決済が18.3%
続いて、スマホ決済を利用している人に利用頻度を聞いたところ、「1日に1回以上」と回答したのはQRコード決済利用者(n=15,145)が18.3%で2019年8月の12.8%から5.5ポイント増加、タッチ式・非接触決済利用者(n=8,452)が21.2%と2019年8月の16.5%から4.7ポイント増加となった。
QRコード決済と非接触決済の利用については非接触決済のほうが2.8ポイント高いことがわかった。
■ スマホ決済をよく利用する場所は「コンビニ」「ドラッグストア」「スーパー」
2019年夏から、「スーパー」の利用は16.1ポイント増加
普段スマホ決済を利用していると回答した人(n=9,994)に普段利用している場所について聞いたところ(複数回答可)、「コンビニエンスストア」が79.4%でトップ、次いで「ドラッグストア」が53.7%、「スーパー」が44.7%となった。2019年8月と比較すると、全体的に利用している場所が増えていることがわかる。「スーパー」の利用は16.1ポイント増加となり、日常的に利用される店舗でスマホ決済が利用されていることがわかる結果となった。
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■調査概要
「2020年2月 スマートフォン決済に関する実態調査」
・ 調査期間:2020年1月27日~1月30日
・ 有効回答:35,000人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:18歳から69歳の男女
・ 設問数:12問
■調査全設問項目
・ あなたが現在メインで使っているモバイル端末を教えてください。
・ あなたの普段の支払い方法をすべて教えてください。
・ 以下の非接触・タッチ式、QRコード決済などのスマホ決済のサービスの登録・利用の状況をお選びください。
・ あなたが利用している下記のスマホ決済に関して、連携している形式(方法)として当てはまるものをそれぞれお選びください。
・ 非接触・タッチ式、QRコード決済などのスマホ決済を利用していると回答した方にお伺いします。あなたが利用しているスマホ決済サービスと、チャージ方法や連携している支払い方法をすべてお選びください。
・ 非接触・タッチ式、QRコード決済などのスマホ決済を利用していると回答した方にお伺いします。あなたが最も利用しているスマホ決済サービスを一つだけお選びください。
・ あなたが非接触・タッチ式、QRコード決済などのスマホ決済で1回のお支払いに対して抵抗なく利用できる金額はいくらまでですか?
・ あなたがご利用中のスマホ決済を利用する頻度を教えてください。
・ あなたが非接触・タッチ式、QRコード決済などのスマホ決済を利用している場所をすべて教えてください。
・ あなたが非接触・タッチ式、QRコード決済などのスマホ決済を利用し始めた時期を教えてください。
・ あなたは非接触・タッチ式、QRコード決済などのスマホ決済を使い始める前、どのように情報収集をしましたか?あてはまるものをすべてお選びください。
・ あなたは使用するスマホ決済サービスを選ぶとき、何を重視して選びましたか?あてはまるものをすべてお選びください。
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