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IoTは30-40代の働き盛りの時間や行動制約を改善するソリューションとなる

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日付:2019/2/19

執筆者:森 路子

IoTは30-40代の働き盛りの時間や行動制約を改善するソリューションとなる

IoTは30-40代の働き盛りの時間や行動制約を改善するソリューションとなる

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◆IoTは30-40代の働き盛りの時間や行動制約を改善するソリューションとなる


米ネバダ州ラスベガスで1月8日~1月11日の期間で開催された世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」は、住宅や美容・健康分野のIoTデバイスやIoTプラットフォームの製品発表が多く行われた。様々なIoTが実現する世界がもう目の前に迫っている。

私たちがIoTでもたらされる生活や手に入れられる価値は何か。IoTの定義や課題とは何なのだろうか。
MMD研究所はセキュリティ大手のマカフィー株式会社とIoTに関するアンケートやインタビューを行ってきた。言葉はよく聞くがイマイチ理解が難しい「IoT」に関してマカフィー セキュリティエヴァンジェリストの青木大知氏とMMD研究所 所長の吉本浩司との対談を行った。対談中に二人が注目したのは働き盛りの子育て世代で、親も介護予備軍に含まれてきて、自身の健康も気になりはじめる30代~40代だ。対談の注目ポイントを元に、「生活と時間」「育児」「健康と高齢」の3つのテーマに分けてコラムとしてお届けする。

本コラムのもととなるデータはMMD研究所とマカフィーが2018年12月に発表した「モノ・コト」インターネットがもたらすライフスタイルの変化~日本におけるIoT意識調査だ。この調査を実施した背景には、当社が8月に実施した「スマートホーム関連製品に関する調査」でスマートホーム関連製品の利用経験は1割にも満たず、その代表格であるスマートスピーカーに関しては6割近い認知に関わらず利用経験者は5%に満たないという状況があった。


この結果から、IoTが「モノ」としてのアプローチでは生活に浸透しないのではないか?
インターネットによってできるコト、もたらされるベネフィットこそ重要ではないか?そうした仮説が生まれた。

IoT(Internet of Things)は「モノのインターネット」と翻訳されている。ネットワーク技術の発展により、CES 2019で発表されたように自宅の家具から自動車、工場製品まであらゆるモノがインターネットに繋がり、送受信する時代が始まっている。ただモノを求めているのではなく、「あらゆるモノがインターネットに接続され、リアルタイムで情報交換を行う仕組み」の先にもたらされる価値に人々は関心があり、求めているのではないだろうか。つまり、インターネットによって出来るようになる「コト」について我々は注目するべきだと考えている。

今回は調査の対象の中でも、家庭を持って時間が足りなくなってきている、最もIoTサービスを導入すると考えられる30代~40代を中心にデータを見ながら「コト」の正体を探していきたい。

現在、多くの人がスマートフォンを使って日用品や洋服をインターネットで購入し、配送状況などを確認して、気軽に商品を手に入れることのできる生活を体験している。それではIoTによって生活で取り入れたいと考えている"コト"は何だろうか。調査では外出先からの家電(エアコンや電気)のON/OFFや家の監視、鍵の開閉など、操作によるものが上位を占めた。




これらは外出先から室内に関する操作を行いたいという要望や仕事など忙しい時間の節約意識が大きい。外出先となると常に持ち歩いているモノからの操作となり、スマートフォンがその操作の役割を果たすことが想像できる。自宅を不在にしている「不安」の解消や限られた時間を効率化し、少しでも時間の有効活用を望んでいるのだ。身近なスマートフォンが家の中の遠隔リモコンとして果たす役割は利便性もさることながら、不在となっている家の心配を取り除いたり時間を増やしたりする"コト"の役割が求められている。

30代~40代の家庭のもう一つの重要なポイントが「子ども・育児」だ。家庭の心配を取り除く"コト"や時間を増やす"コト"の関心は、子どもの有無で違いが明確にでる。特に「家の内外の遠隔監視」や「お風呂の湯はり」などの家事に関して子どもを持つ親のIoTニーズが高く、子どもを持たない親とでは10%以上の差がある。"自分以外に守るべき対象がいる"こと、そして"自分の時間を自由に使えなくなる不満"にヒントが隠されていることが見える。


今回のコラムはIoTとは"モノのインターネット"という言葉を"モノ・コトのインターネット"で考えることの重要性をお伝えした。そのコトをやりたいニーズは外出時という"場所"の隠れたキーワードがあった。そしてそれらを行うことができるのは常に肌身離さず身に付けているモノであり、現時点でスマートフォンがその役割を果たしそうだ。

次回は後半に出てきた"自分以外に守るべき対象"と"自分の時間を自由に使えなくなる不満"から子どもを持つ親が求める時間とIoTの関わりについて考察したいと思う。

◆コラム連載と本コラムで利用した調査

第一回目コラム:IoTは30-40代の働き盛りの時間や行動制約を改善するソリューションとなる
第二回目コラム:子育て世代(30-40代)の母親の育児をIoTで支えるために必要なことは?
第三回目コラム:自分の健康と高齢の親が気になり始める30-40代がIoTに求めていることは?
利用調査:「モノ・コト」インターネットがもたらすライフスタイルの変化 日本におけるIoT意識調査

◆マカフィー株式会社による本調査コラム

「私」と「家族」のネットワーク最新事情


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この記事の執筆者

森 路子(モリ ミチコ)

森 路子(モリ ミチコ)

MMD研究所 研究員

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