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コラム

2023年9月6日

MMDLaboで実施しているインタビュー調査の特徴~社内モデレーター対談2~

目次

■ はじめに
■ MMDLaboの社内モデレーターをご紹介
■ MMDLaboのリサーチャーが語る、実際の定性調査について
■ インタビュー調査で心がけていることは?
■ MMDLaboならではのアウトプットとは?
■ おわりに

 

はじめに

以前のコラムでは、MMDLaboでインタビューを担当している社内モデレーターでの対談をお届けしました。
今回は別の社内モデレーター2名で、MMDLaboで定性調査を実施するメリットについて、具体的な事例も交えて対談を行いました。定性調査で気を付けるべきことなど、具体的なポイントもお話ししているので是非最後までご覧ください。

 

MMDLaboの社内モデレーターをご紹介

1. 20代、N

担当したことのある業界:通信事業者、化粧品メーカーなど

インタビューの際心がけていること:対象者の緊張をほぐせるように、自分は関係者ではないので悪い意見でも何でも話してもらえるように伝えたり、アイスブレイクの時間で趣味や休み・隙間時間の過ごし方を聞いたり、なるべくリラックスして話してもらえるようにしています。
また、言葉や表情で自分にとってはオーバー気味くらいの反応をしたり、丁寧な相槌を意識しています。

 

2. 20代、M 

担当したことのある業界:通信事業者、動画配信事業者、音楽サブスクリプションサービス事業者など

インタビューの際心がけていること:定量調査でも行いますが、事前に対象となるサービスを使ってみたりSNSで情報収集をしたりして、対象者の話を理解しやすく準備するようにしています。
また、クライアントさまが明らかにしたい課題を正確に把握し、対象者の何気ない発言も聞き逃さないよう、丁寧なインタビューを心がけています。

 

MMDLaboのリサーチャーが語る、定性調査のメリット

本日は色々とMMDLaboのインタビュー調査についてお伺いしたいと思います。まず、皆さんが実際に定性調査を担当していて、これは調査を実施して良かったと思った点を教えていただけますか?


モデレーターM:やはり、生活者の生の声を聴けるという点に尽きると思います。以前担当させていただいたオンラインサービスの定性調査では、コロナウイルスの影響もあって広がったサービスだったこともあり、当時少し伸び悩んでいらっしゃいました。改めてサービスの利用者を増やしていきたいということで、6名に対してデプスインタビューを実施させていただきました。クライアントさまとしてはサービスの中身の部分をどう魅力的にするか?ということを考えていらっしゃったのですが、実際にインタビューをしてみると、もっと手前の、そもそもサービスの使い方でしたり、具体的なサービス内容が伝わっていないという発見がありました。サービス提供者と利用者間には、こちらが想定している以上に認識の差があると改めて感じました。

モデレーターN: 私は化粧品メーカーさんと行った定性調査ですね。クライアントさまの課題解決にダイレクトにアプローチできたと感じています。インタビューなどを実施したことのないクライアントさまで、初めは1人の意見を聞いたところで意味があるの?というところで少し不安に感じていらっしゃいました。ただ、クライアントさまの課題を整理していくと、インタビューを実施してユーザーの理解を深める必要があるとなっていき、実施に至りました。今までも電話でユーザーの声を聞いたりはしていたけれど、プロに頼むとより具体的な気持ちを引き出してくれると価値を感じていただけました。
課題の整理から一緒に行って、クライアントさまと認識を揃えたうえで定性調査を実施しているのが良かったと思います。

モデレーターM:確かに調査設計からモデレート、分析まで同じ担当者が行うというのはMMDの強みだと思いますね。クライアントさまごとに担当としてついて、一緒に考えていくので調査に至った流れみたいなところを把握できているのが大きいと思います。

 

インタビュー調査の際に心掛けていること

ありがとうございます。では次に、皆さんご自身がインタビュー調査を行う際に心がけていることを教えてください。


モデレーターM:自己紹介の際にも少しお話ししたのですが、まずは自分が商品やサービスを使ってみるということですね。周囲に利用経験のある人がいれば話を聞いてみたり、SNSで情報収集をしてみたりもしますが、やっぱり使ってみないと分からないということがすごくあるので。

モデレーターN:準備のところは大事ですよね。Mさんが言っていたように実際に使ってみるというところもそうですし、その業界のニュースも追うようにしています。商品やサービスの理解を深め、仮説をたくさん準備することで、対象者さんのお話を咄嗟に堀り下げていけるようになると思います。

モデレーターM:対象者さんがどんな人なのか?を想像して臨むことも大切にしていますね。リクルートの際に答えていただいたアンケート結果なども見ながら、どんなお話が来ても対応できるように準備しています。
あとは、その対象者さんを丸ごと理解したい!という強い好奇心が重要ですかね。

モデレーターN:そうですね、想定外の答えが来た時にも、それを受け入れて掘り下げていくことが新しい発見に繋がると思います。

 

MMDLaboならではのアウトプットとは?

ありがとうございます。それでは最後に、MMDLaboならではのアウトプットについて教えてください。


モデレーターN:インタビュー調査に限らないのですが、クライアントさまの課題に対する答えになっているのかを重視してレポートを作成しています。調査を実施すると色々な発見があるのですが、全部詰め込んでしまうと次のアクションが見えづらいレポートになってしまうので…。調査目的の答えをどれだけ分かりやすく、見やすくまとめられるかを社内で常に検討しています。

モデレーターM:クライアントさまからも結果が分かりやすい、MMDLaboってここまでやってくれるのか、とおっしゃっていただくこともありました。データや結果を並べるだけでなく、クライアントさまとコミュニケーションをとりながら課題解決を一緒に考えながらレポートを作成しています。レポートの報告が終わった次のお打ち合わせで、お話しした内容をもとに既に次のアクションに動いているというお話をいただいたこともあり、とても嬉しく感じました。

ありがとうございました!

 

おわりに

MMDLaboでは、調査が初めてというお客様から定期的に調査を行われているお客様まで、様々なお客様より調査のご依頼をいただいております。
調査を行うに至った背景やお悩みをヒアリングし、お客様の課題やご予算に沿った調査手法、内容をご提案させていただきます。
お見積もり、ご相談は無料で承っております。
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