調査データ
2022年11月18日
通信障害経験者の73.5%が「何かしらの対応をした」と回答
検討していること「メインと違う通信会社をサブ回線として契約する」
eSIMの認知は50.0%、現在利用は11.3%
デュアルSIMの認知は49.1%、現在利用は7.4%
MMD研究所は、予備調査では15歳~69歳の男女6,424人、本調査では通信障害によって影響を受けたことがあるスマートフォン利用者660人を対象に2022年10月18日~10月25日の期間で「2022年通信障害に関する意識調査」を実施いたしました。調査結果は以下のとおりです。
【調査結果サマリー】
■ 通信障害経験者の73.5%が「何かしらの対応をした」
うち、対応したことの上位は「自宅のWi-Fi等でデータ通信した」「復旧するまでニュースで情報を得ながら待機した」「自宅のWi-Fi等で音声通話・ビデオ電話の通話アプリを使って通話した」
■ 通信会社の通信障害経験者がリスクを踏まえ、検討していることと実施していること
いずれも「メインと違う通信会社をサブ回線として契約する」「デュアルSIMやeSIM対応の端末を購入」「最寄りの無料で繋がるWi-Fiスポットの確認」
■ eSIMの認知は50.0%、現在利用は11.3%
現在利用・利用経験・認知いずれも20代がトップ
■ デュアルSIMの認知は49.1%、現在利用は7.4%
現在利用・利用経験・認知いずれも20代がトップ
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通信障害経験者の73.5%が「何かしらの対応をした」
うち、対応したことの上位は「自宅のWi-Fi等でデータ通信した」「復旧するまでニュースで情報を得ながら待機した」「自宅のWi-Fi等で音声通話・ビデオ電話の通話アプリを使って通話した」
15歳~69歳の男女6,424人のうち、通信契約をしているスマートフォンを現在メイン利用している6,020人を対象に、現在利用している通信会社の通信障害によって影響を受けた経験について聞いたところ、「影響を受けたことがある」が33.5%、「影響を受けたことはない」が50.0%、「わからない」が16.4%となった。
予備調査から抽出した、通信障害によって影響を受けたことがあるスマートフォン利用者660人を対象に、利用しているスマートフォンの通信が繋がらなくなったときのことを聞いたところ、「何かしらの対応をした」が73.5%、「特に何もせず、通信障害が復旧するまで待機した」が26.5%となった。
続いて、何かしらの対応をしたと回答した485人を対象に、利用しているスマートフォンの通信が繋がらなくなったときに対応したことを聞いたところ(複数回答可)、「自宅のWi-Fi等でデータ通信した(音声通話・ビデオ電話以外)」が36.7%と最も多く、次いで「復旧するまでニュースで情報を得ながら待機した」が34.6%、「自宅のWi-Fi等で音声通話・ビデオ電話の通話アプリを使って通話した」が26.6%となった。
通信会社の通信障害経験者がリスクを踏まえ、検討していることと実施していること
いずれも「メインと違う通信会社をサブ回線として契約する」「デュアルSIMやeSIM対応の端末を購入」「最寄りの無料で繋がるWi-Fiスポットの確認」
通信障害によって影響を受けたことがあるスマートフォン利用者660人を対象に、通信障害があるリスクを踏まえ検討していることを聞いたところ(複数回答可)、「メインと違う通信会社をサブ回線として契約する」が22.3%と最も多く、次いで「デュアルSIMやeSIM対応の端末を購入」が21.4%、「最寄りの無料で繋がるWi-Fiスポットの確認」が18.8%となった。
何かしらを検討していると回答した346人を対象に、実施したことを聞いたところ(複数回答可)、「メインと違う通信会社をサブ回線として契約する」が30.6%と最も多く、次いで「デュアルSIMやeSIM対応の端末を購入」が24.9%、「最寄りの無料で繋がるWi-Fiスポットの確認」が23.4%となった。
eSIMの認知は50.0%、現在利用は11.3%
現在利用・利用経験・認知いずれも20代がトップ
通信契約をしているスマートフォンを現在メイン利用している6,020人を対象に、eSIMの利用状況について聞いたところ、「全く知らない」が49.9%と最も多く、次に「言葉は聞いたことがあるが、内容はよく知らない」が16.1%、「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が12.7%となった。
これをファネル構造でみると、「認知」は50.0%、「内容理解」は33.9%、「利用経験」は16.0%となり、年代別で見ると、いずれも20代(n=910)がトップとなった。
認知で半数を超えていたのは20代(n=910)が57.0%、30代(n=1,011)が54.0%、40代(n=1,305)が53.6%となった。
デュアルSIMの認知は49.1%、現在利用は7.4%
現在利用・利用経験・認知いずれも20代がトップ
通信契約をしているスマートフォンを現在メイン利用している6,020人を対象に、デュアルSIMの利用状況について聞いたところ、「全く知らない」が51.0%と最も多く、次に「言葉は聞いたことがあるが、内容はよく知らない」が16.3%、「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が16.1%となった。
これをファネル構造でみると、「認知」は49.1%、「内容理解」は32.8%、「利用経験」は11.0%となり、年代別で見ると、いずれも20代(n=910)がトップとなった。
認知で半数を超えていたのは20代(n=910)が56.9%、40代(n=1,305)が52.3%、30代(n=1,011)が51.5%となった。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
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販売商品:2022年通信障害に関する意識調査
納品形式:<予備調査>調査票・ローデータ・GT表
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■ 調査概要
調査期間:2022年10月18日~10月25日
有効回答:<予備調査>6,424人 ※人口構成比に合わせて回収<本調査>660人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>15歳~69歳の男女
<本調査>通信障害によって影響を受けたことがあるスマートフォン利用者
設問数 :<予備調査>5問<本調査>3問
■ 調査全設問項目
<予備調査>
SC1 あなたが現在メイン利用しているスマートフォンの通信会社を教えてください。
SC2 あなたは、現在利用している通信会社の通信障害によって影響を受けたことがありますか?画像にある主な通信障害の事例をご覧いただき、過去4年の出来事について教えてください。(契約内容で定められたデータ容量を超えた場合、通信速度が低下することは含みません。)
SC3 eSIMとデュアルSIMについて、あなたにあてはまるものをそれぞれ教えてください。
SC4 いまからeSIM(イーシム)の説明をします。選択肢にはeSIMのメリットが記載されているので、あなたが興味を持った項目をすべて教えてください。eSIMとは:これまでのスマートフォンは、SIMカードという契約者情報が記録されているカードをスマートフォンに差し込むことにより、電話やデータ通信を行えていました。それに対してeSIMは、物理的なカードを差し込む必要がありません。通信サービスを乗り換える際も、SIMカードを差し替える必要がないので、SIMカードを受取に店頭に行ったり、SIMカードの配送を待つ必要がありません。
SC5 いまからデュアルSIMの説明をします。選択肢にはデュアルSIMのメリットが記載されているので、あなたが興味を持った項目をすべて教えてください。デュアルSIMとは:1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを挿入(もしくは物理SIMとeSIMを利用)して、2つの携帯電話番号や料金プランを利用できる機能です。
<本調査>
Q1 利用しているスマートフォンの通信が繋がらなくなったとき、あなたが対応したこととしてあてはまるものをすべて教えてください。
Q2 今後、長時間の通信障害があるリスクを踏まえ、あなたが検討していることであてはまることをすべて教えてください。
Q3 前問であなたが回答した検討していることで、すでに実施していることであてはまることをすべて教えてください。
上記のリサーチに関するご質問等は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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セノオ アキコ(セノオ アキコ)
MMD研究所 編集部員