スマートフォン、タブレットを中心とした消費者動向や市場調査を無料で公開

リサーチのご相談

調査データ

2017年2月27日

2017年2月格安SIM・格安スマホ通信速度調査

MMD研究所にて、「2017年2月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」を実施致しました。
調査対象SIMサービスは、2017年1月17日に発表した「2017年1月格安SIM利用者・検討者シェア調査レポート※1」より格安SIM音声プラン利用上位10サービス※2に、Y!mobile※3を加えて通信速度調査を実施しています。
なお、今回の調査は昨年調査アプリの「Ookla Speedtest.net」に加え、WebとYoutubeのLoading Timeが計測できる「4Gmark」の2アプリを利用して計測し、調査端末は「ZenFone 3 Laser」で統一しております。調査結果については以下の通りです。

【調査対象サービス】
楽天モバイル
mineo(Aプラン、Dプラン)
IIJmio
OCNモバイルONE
イオンモバイル
UQ mobile
FREETEL SIM
DMM mobile
BIGLOBE SIM
LINEモバイル
Y!mobile

【調査方法】
2017年2月15日~2月17日の平日3日間で、主要3都市である東京、名古屋、大阪※4の主要駅にて、各駅1箇所ずつ9時~10時、12時~13時、17時~18時の3つの時間帯において、2アプリで各サービス3回計測しています。

※1:2017年1月17日「2017年1月格安SIM利用者・検討者シェア調査レポート」:https://mmdlabo.jp/press_release/detail_1629.html
※2:mineoはdocomo、auのマルチキャリア提供事業者の中で両キャリアの利用者が多いことから2プランを調査しております。
※3:Y!mobileはMVNOではありませんが、消費者から見れば同じ低価格な通信サービスを提供している事業者となるため調査対象としています。
※4:地域別の通信速度はMVNOではなくMNOの影響に左右されますが、各MNO回線の比較参考のため、3地域で計測しております。

本調査結果は、当該調査時の条件下でのデータ及び所感をまとめた通信速度の参考データであり、電波の状態、回線の混雑状況、利用される場所などにより異なります。各サービスの通信速度を保証するものではございません。

■主要3都市の通信速度調査結果


 箱ひげ図:主要3都市格安SIMサービスのダウンロード速度




主要3都市(東京、名古屋、大阪)の調査結果についてダウンロード速度を箱ひげ図で見ていくと、中央値が高かったのは、UQ mobileが34.9Mbps、次いでY!mobileが16.7Mbps、mineo(au)が16.1Mbpsの上位結果となった。また、昼12時~13時の時間帯で見てみると、UQ mobileが31.0Mbpsで最も早く、次いでY!mobileが 16.0Mbps、イオンモバイルが2.8 Mbpsとなっている。

なお、従来の計測方法である平均値の速度結果について、ダウンロード速度はUQ mobileが34.4Mbpsで最も速く、次いでmineo(au)が20.9Mbps、Y!mobileが16.6Mbpsとなった。

また、今回、計測アプリ「4Gmark」で計測した「Youtube」のloading Timeは、UQ mobileが9.4秒と最も短く、次いでLINEモバイルが10.0秒、僅差でY!mobileが10.2秒と続いた。また、webのloading Timeについては、UQ mobileが4.7秒と最も短く、次いでY!mobileが5.0秒、僅差でLINEモバイル、イオンモバイルが5.1秒となった。



箱ひげ図のひげ(縦の線)は最大値、最小値を表します。箱の長さは第一四分位数と第三四分位数を表し、箱の中の横線は中央値を表します。箱の位置で速度(高い方が速い)を、箱の長さで安定度(箱の長さが短いほど速度の振れ幅が少ない)を表します。
「Download」と「Upload」は値が高いほど速く、「PING」「WEB」「Youtube」は値が小さい方が良い環境であると言えます。



■以下、参考までに各計測アプリ別結果も朝、昼、夕別に公開
・「4Gmark」使用時(東京、名古屋、大阪)


・「Ookla」使用時(東京、名古屋、大阪)


※今回は、計測アプリ「Ookla Speedtest.net」及び「4Gmark」を利用して計測しています。
「Ookla Speedtest.net」では、PING,Download,Upload,「4Gmark」では、PING,Download,Upload,Youtube,webを計測しています。
※本調査レポートの数値は四捨五入の丸め計算を行っております。


■調査概要
調査対象サービス :2017年1月17日「2017年1月格安SIM利用者・検討者シェア調査レポート※1」より
音声プラン利用上位10サービスに、Y!mobile※3を加えた11サービス
・楽天モバイル
・mineo(Aプラン、Dプラン)
・IIJmio
・OCNモバイルONE
・イオンモバイル
・UQ mobile
・FREETEL SIM
・DMM mobile
・BIGLOBE SIM
・LINEモバイル
・Y!mobile
調査利用アプリ :4Gmark、Ookla Speedtest.net
調査端末 :ZenFone 3 Laser
調査期間 :2017年2月15日~2月17日
調査時間帯 :1回目9時~10時、2回目12時~13時、3回目17時~18時
調査場所 :2/15東京(東京駅:丸の内南口)
2/16名古屋(名古屋駅:金の時計広場)
2/17大阪(大阪駅:JR南口)
調査方法 :「4Gmark」「Ookla Speedtest.net」にて各主要駅各サービス各時間帯で3回ずつ調査
 1サービスあたり54回調査


上記のリサーチに関するご質問等は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

≪本調査レポートのご利用について≫
MMD研究所にて無償公開しているWEBサイト内の文書、及びその内容についての無断転載等は原則としてご遠慮頂いております。
データの利用または引用の可否はその内容によりますので、まずは掲載範囲、用途・目的、メディアなどを記載してメールにご連絡ください。
追って担当者よりご連絡いたします。著作物の二次利用に関しては、以下の条件にすべてあてはまる場合、個別の許諾なしにこれをみとめます。

・ 営利を目的としないこと
・ それによって経済的な利益を得ることがないこと
※販促に利用されたい企業様はお問い合わせください。


お問い合わせフォーム:https://mmdlabo.jp/contact/
規約 https://mmdlabo.jp/rules/

MMD研究所:MMDLabo株式会社
電話:03-6451-4414 担当:妹尾
お問い合わせフォーム:https://mmdlabo.jp/contact/

会員登録をすると、
調査結果の詳しいファイルを
ダウンロードできます。