調査データ
2013年2月4日
ジュニア向け携帯電話・スマートフォン比較表、フィルタリングサービス比較表
【ジュニア向け携帯電話・スマートフォン端末比較表】
今回は子供向け携帯電話として販売されている、docomo「スマートフォン for ジュニア SH-05E」、「キッズケータイ HW-01D」、au「mamorino3」、SoftBank「みまもりケータイ2 101Z」の計4機種にて比較。
特徴としては、子供の安全面に配慮し、防犯ブザーやGPS機能、防水・防塵機能など子供が持ち歩く場面を想定した作りになっていることや、インターネットブラウザ機能が搭載されていないことが挙げられる。2月1日に発売された世界初のジュニア向けスマートフォンは、Googleplayやdocomo公式のdマーケットなどは使用できないが、電子辞書や、おこづかい帳、電子書籍など、子供の情操教育につながる機能が搭載さている。
《ジュニア向け携帯電話・スマートフォン端末比較表》
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【フィルタリングサービス比較表】
また、今回は各キャリアが提供するWebフィルタリングサービスについて比較した。
フィルタリングサービスに関しては、各キャリアとも、学齢に沿った使い方が可能で、各キャリアが指定したサイトのアクセスのみに制限した機能や、特定のカテゴリのサイトやEMA(一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)の認可を得たサイトのみアクセス可能になる設定など、子供のネットリテラシーの成長にあった設定が可能である。キャリア別にサービスの詳細をみるとdocomoは追加申し込みなしで、午後10時~翌朝6時までの時間制限がかけられるなど、より細かい設定が可能である。
また、各キャリアともスマートフォン向けのフィルタリングサービスを提供している。追加オプションを使用する場合は、細かい時間制限指定や、サイト指定、カテゴリ指定などを行うこともでき、家庭の方針に合わせて細かな設定が可能となっている。
フィルタリングサービスを申込むことで、公式サイトの登録などが消えてしまう場合や、学習塾・学校などのサイトへアクセスできないことがあるので、事前に確認が必要である。
※2月4日リリース内容にて「docomo、auがスマートフォン向けのフィルタリングサービスを提供している」との記載に関して、2月1日よりSoftBankにおいてもスマートフォン向けのフィルタリングサービス「スマホ安心サービス」を提供開始しているため、文章を訂正致しました。
上記に伴い、フィルタリングサービス比較表に、SoftBank「スマホ安心サービス」並びに「ウェブ利用制限(弱)プラス」の情報を追記致しました。(2月6日)
《フィルタリングサービス比較表》
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■ 概要
「子供向け携帯電話・スマートフォン端末比較表」
「フィルタリングサービス比較表」
・情報収集期間 :2013年1月28日~2013年2月1日
・比較端末 :docomo スマートフォン for ジュニア SH-05E
docomo キッズケータイ HW-01D
au mamorino3
SoftBank みまもりケータイ2 101Z
・比較サービス :docomo
「Web制限」「キッズiモードフィルタ」
「iモードフィルタ」「spモードフィルタ」、「ブラックベリーWebフィルタ」
au
「Web利用制限」「安心アクセスサービス カスタマイズコース」
「安心アクセスサービス 特定カテゴリ制限コース」
「安心アクセスサービス 接続先限定コース」
「安心アクセス for Android」
SoftBank
「Yahoo!きっず」「ウェブ利用制限」
「ウェブ利用制限(弱)/ウェブ利用制限(弱)プラス」「スマホ安心サービス」
・情報収集方法 :各社ホームページ、インターネット検索、電話問い合わせ
※本比較表は、MMD研究所が2013年1月28日~2月1日に各社HP記載事項を簡易的に抜粋し独自にまとめたものです。情報には細心の注意を払っておりますが、更新時点での情報であり、販売キャリアの仕様変更等による内容の相違、またその他誤りなどもある場合がございます。
また、本比較表に掲載さてれいる情報の利用によるいかなる損害も補償致しかねますのでご了承ください。お申込並びに利用等については、各端末販売会社並びに、サービス提供会社にて、詳細内容をご確認ください。
お問い合わせフォーム:https://mmdlabo.jp/contact/
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セノオ アキコ(セノオ アキコ)
MMD研究所 編集部員