コラム
2026年1月24日
ARPU増加への戦略と市場影響【2023年通信シェア・満足度セミナー Vol.3】


通信キャリアの市場動向と各社の挑戦【2023年通信シェア・満足度セミナー】
- 通信キャリアの市場動向と各社の挑戦【2023年通信シェア・満足度セミナー Vol.1】
- 通信キャリアの市場動向と各社の挑戦【2023年通信シェア・満足度セミナー Vol.2】
- 通信キャリアの市場動向と各社の挑戦【2023年通信シェア・満足度セミナー Vol.3】
- 通信キャリアの市場動向と各社の挑戦【2023年通信シェア・満足度セミナー Vol.4】
目次
■使いやすい可能性が高いギガの中間帯はユーザー空白地帯
使いやすい可能性が高いギガの中間帯はユーザー空白地帯
通信契約容量・消費ギガとARPUについて見ていきましょう。
まずは契約した容量と月間で消費したギガ数です。

docomo、au、SoftBankは無制限の利用が伸びてきています。データを見る限り実際の利用容量としては、徐々に3ギガ以下の割合が減ってきており、消費ギガ数が増えている状態になっています。
楽天モバイルの利用容量を見ると、まだ半数ぐらいは3ギガ以下の使い方をしています。このあたりはY!mobileやUQ mobileも一緒なので、ユーザーを取り合っている状態です。
容量のデータから、伸びているブランドは中間帯(8GB~20GB)利用ユーザーからの支持が強く、オンライン専用プランやサブブランドが拾っています。小容量帯や大容量、無制限の引きがありますが、実は中間帯というのは空白地帯になっていて、オンライン専用プランやサブブランドが中間帯に対してマーケットフィットしているともとらえられます。
今までMVNOは小容量帯でしたが、中間帯のニーズへの対応をしっかり行い、ユーザーの受け皿になっていこうと考えている事業者さんが多くなっているイメージがあります。中間帯は使いやすいと思われている可能性もあるかと思うので、もちろん安ければ安いほどユーザーにとっては嬉しいサービスになっていくと思います。

次に料金面のARPUを見ていきます。
やはり注目は楽天モバイルです。楽天モバイルで提供していたプランが2023年2月と比較で約300円と20%ほどUPしています。
楽天モバイルの発表で、黒字化するラインは1,000万回線なので2,500円~3,000円のARPUがハードルになってくると思います。プランを劇的に変更するのはユーザーも混乱すると思いますので、通信だけでなく、経済圏全体でARPUを上げていくこと必須になってくるかと思います。

菅義偉氏により、この4年間ほどで通信料金が下がりました。MNOは約3,100円、MVNOは約2,100円減少し、とくにMVNO事業者が厳しい状況にあるかと思います。
総務省からMNOの通信料をもっと減少させるという発表がありましたので、通信料金の値上げは難しくなっていくかもしれません。使っている分は支払うプランを目指していただければと思います。
調査結果をMMD研究所に公開しておりますので、あわせてこちらもご覧ください。

MMD研究所 運営チーム(編集部員)


















