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女性に格安SIMについてグループインタビューしました

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日付:2016/3/11

執筆者:佐々木 怜

女性に格安SIMについてグループインタビューしました

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前回のコラムに続いて格安SIMについてのコラムです。

今後益々のシェア拡大が見込まれる格安SIMですが、そのシェア拡大の鍵を握っている重要な要素のひとつとして『女性ユーザー』の獲得が挙げられます。
前回のコラムでも書きましたが、格安SIMといえば、30~40代男性でインターネットリテラシーの高い方。サービス認知はWEBからで、自身で調べて、自分にあったサービスを取捨選択できるリテラシーがある。そんな方が今のユーザー層です。

『賢く』『オトク』に使おうというリテラシーの高い方に使って頂くのは、事業者にとっても嬉しい事ですが、その安さや(提供している)低容量プランとの親和性を考えると、例えば家計における通信費の割合が気になる主婦や子供に持たせる携帯電話に悩む母親、そして携帯電話をあまりヘビーに使わない女性ユーザーなどは、事業者にとって今後積極的に狙っていきたいユーザー層なのではないでしょうか。

今回は、そんな仮説から実施にいたった『主婦・独身女性の格安SIMについてのグループインタビュー』について概況をお伝えいたします。尚、今回のグループインタビューは、格安SIM利用者・検討者・未検討者の3属性についてそれぞれヒアリングしています。

MMD研究所グループインタビュー

まず、認知についてですが、全体としてWEBニュースやネット記事経由が多く、TVCM経由での認知はあまりいなかったという結果でした。(主婦層では、TVCMから知った声もあがりましたが、独身女性については、TVCM経由での認知はいませんでした)

比較的若い方が多かったので、(今回の参加者は)リテラシーも高い方が多かったのかもしれないなと思う一方で、使っているアプリの話や格安SIM利用者・検討者が比較サイトや口コミサイトで情報収集を行いながら、検討企業を絞り込んでいく声を聞き、昨今はリテラシーに関係なくインターネットは徐々に当たり前のものになりつつあるのかもしれないな・・・と感じる場面もありました。

また、弊社で販売している格安SIM利用意識調査でも同様の結果が出ていますが、検討者・未検討者は「安かろう・悪かろう」のイメージを持っている方が少なからずいて、他方の利用者については、購入後の不満の声はほとんど聞かれませんでした。筆者のスケジュールの都合で全てのインタビューに参加はできなかったのですが、非常に印象的だった点は2点です。

・iPhoneで格安SIMを使える事が意外と知られていない


・利用者の声(特に価格)を聞くと、SIM検討者・未検討者共にかなり興味・関心を持つ


iPhoneについては非常に驚きでした。
Webで調べれば出てくる内容ではありますが、先に記載した通りで比較的リテラシーの高い方々がいらっしゃった中、出てきた内容だったので、正直驚きました。ただ、他の話も聞いていて思ったのは、自身で調べるリテラシーの高さがあっても、知識が断片的である事が多いのが現状のようです。断片的である理由のひとつとして、周りに使っている人がいないので、聞く人がいないというのはありそうです。
周りに使っている人がいないという話は、利用者でも出ていましたし、検討者もその存在の無さが後押しを妨げているという話もあがっていました。

次に、利用者の声が与える影響についてですが、こちらについては非常にわかりやすいリアクションがありました。グループインタビューの中で順番に月額を聞いていく場面がありましたが、やはり格安SIM利用者の月額だけ段違いに安いので、「えー!安い!」と検討者・未検討者から大きなリアクションがありました。

各事業者が積極的にアピールしている事もありますし、リテラシーの高い皆さんなので、利用額の安さについては、知っていそうなものだが・・・と思いましたがこれにはワケがあります。
というのも、情報ソースとして、各サービス提供企業のページはどちらかというと営業されている印象を受けるため、そのまま情報を鵜呑みにすることに抵抗があり、第3者的視点で書かれている比較記事やニュース、口コミサイトの方が信頼できるという意見が複数の方から出ていました。

上記でも記載しましたが、事業者が「月2000円で済みます!」と発信しても、「本当にその金額で済むの?」と首をひねる訳です。「実際は色々とオプションが必要で全部つけたらキャリアと変わらないんじゃ?」・・・そんな疑いの声もありました。

また、周りの人に聞いてみたいが、身近には、全く格安SIMユーザーがいない、そんな時グループインタビューで実際に使っている人の声を生で聞いてみて、初めてその金額をリアルに感じた・・そんなところもあると思います。検討度合いが増したのか、休憩時間に検討者がSIM利用者に質問している場面も目撃しました。本当に響いた瞬間なんだと思います。

他にも色々な発見があったグループインタビューでしたが、総じて、女性への普及の鍵は「安心」にあると見ています。そこにわかり易く後押しできるのは、実際に使っている身近なユーザーになるわけですが・・・(今はまだユーザー数が少ないので)身近なユーザーに代わる代替手段、例えば体験型のイベントや、各社のメリットデメリットを提示しながら相談できる言わば『保険の窓口』のようなSIMカウンターがその橋渡しになるのではないかと思いますし、実際にそんな意見も出ていました。

リアルイベントや出展は何かと費用もかかりますし、すぐにできるものではありませんが、女性への「安心感」を提供する各社の新しい仕掛けを楽しみにしたいと思います。


本コラムで概要を紹介させていただきましたが、弊社ではモバイル端末(スマートフォンや格安SIM、タブレットなど)の利用者に特化したグループインタビューの企画を実施しています。また、毎月マルチクライアント形式(複数委託)のグループインタビューを開催しています。
3月募集はこちらになります。お気軽にご相談頂ければ幸いです。


※「MMD研究所グループインタビュー」サービス資料は下記よりダウンロード可能です。
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この記事の執筆者

佐々木 怜(ササキ レイ)

佐々木 怜(ササキ レイ)

MMD研究所 編集部員

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