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危険に晒される女性のスマホ、その実態は~インテル セキュリティとの共同調査から見えた女性のスマートフォン利用実態~

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日付:2017/2/1

執筆者:MMD研究所

危険に晒される女性のスマホ、その実態は~インテル セキュリティとの共同調査から見えた女性のスマートフォン利用実態~

危険に晒される女性のスマホ、その実態は~インテル セキュリティとの共同調査から見えた女性のスマートフォン利用実態~

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振込詐欺やオレオレ詐欺などの特殊詐欺の被害者の多くは高齢者だが、インターネット上で起こる詐欺被害の多くが若い女性から報告されているというニュースを年明け早々に耳にした。架空の動画サイトの利用料という名目で搾取されるケースが多いとのことだ。

女性芸能人の個人情報流出やTwitterアカウント乗っ取りなど、スマートフォンを通じて起こるサイバー犯罪が増えているように思われる。その背景にはどのような女性のスマートフォンの利用実態があるのか。今回で第4弾となるインテル セキュリティとの共同調査では女性のスマートフォン利用実態を明らかにすべく、「女子高生」「女子大生」「20・30代独身社会人女性」「30・40代既婚女性」の4属性を対象に調査を実施した。

まず、所有しているスマーとフォンに関してだが、女子高生のiPhone所有率が84.8%という高い割合をたたき出した。iPhone所有率は属性の年代が上がるにつれ下がり、30・40代既婚女性では62.9%となった。日本のiPhone所有率は諸外国と比べて高いといわれるが、84.8%という所有率は驚異的だ。若い時分は周りの友達が持っているものがほしい、という気持ちが大きい時期だがそれにしてもだ。

ちなみに格安スマホユーザーが一番多いのは20・30代独身社会人女性であった。働き始めて自分で携帯電話料金を払い始めるのがこの属性に多いのであろう。その部分を節約したい、という思いから所有率が高くなっていることが伺える。

普段利用しているスマホアプリ・サイトに関して聞いた設問がある。SNSの利用割合にフォーカスすると、若年層の利用においてはTwitterが圧倒的で女子大生77.9%、女子高生74.1%という結果になった。またInstagramも若い世代(女子高生47.0%、女子大生50.7%)が活発に利用していることがわかった。

しかし、Facebookの利用率をみると、女子高生の利用率は10.7%と他の世代と比べると低い割合である。女子大生の利用率は一気に2倍以上割合が伸び、また社会人独身女性はさらに1.5倍ほど増え45.2%だ。TwitterやInstagramは即効性のあるSNS(周りの友達といつでも繋がれるSNS)であり、Facebookは距離が遠くなった友達の近況を知ったり、社会人になればビジネスツールとして使ったりするSNSとして活用される、というような棲み分けがあるのではないだろうか。



また、興味深い点では、「フリマアプリ」の利用率。女子高生20.7%、女子大生16.7%、独身女性12.0%、既婚女性16.0%と女子高生が最も高い割合であった。コンビニ払いやキャリア決済なども設けているフリマアプリだが、クレジットカードを作れない高校生の利用率が最も高いという結果は興味深い。スマートフォンを使って「どうにか安くいいものをほしい」「お小遣い稼ぎで出品」というような彼女らのスマートフォンを活用した節約術なのであろう。
「お金を節約したいから利用している」という回答の割合が最も多かったのが女子高生なのも頷ける。スマホを使いこなし、自分の生活向上に繋げる使い方を感じさせる結果であった。

ちなみにこの設問では、どの世代も約7割でフリマアプリやショッピングサイトの利用理由として「時間やお金を節約したいから」という回答を得た。女子高生だけではなく、広い世代で賢くスマートフォンを生活の中に使いたいという意識が垣間見えた。


そのような実態が少し見えてきたところで、女性が経験したことのあるスマートフォン上でのトラブルを見ていこう。



「ワンクリック詐欺画面の出現」に注目していただきたい。女子高生17.7%、女子大生15.3%、独身女性8.4%、既婚女性5.0%と女子高生・女子大生が経験した割合が他の2属性と比べて高い結果となった。ワンクリック詐欺画面は違法なアダルト系の動画サイトで出てくることが多く、未成年でも簡単にそのようなサイトにアクセスできてしまう実態がこの数字から見えてくる。

ちなみに「友達や家族に見られて恥ずかしい内容がスマートフォン内にあるか」という質問では、女子高生の82.0%が「見られて恥ずかしい内容がある」と答えている。もし悪質なサイトを見ていて詐欺被害に遭いそうになったとしても、「恥ずかしい」という思いがある特に女子高生は周りに相談することが阻まれるのではないか、そのような考えに至る結果であった。


秘密にしたいことが詰まったスマートフォン、その中の情報が外にでてしまうのは恐ろしいことだ。
スマートフォンのセキュリティに対する不安を聞いた質問では、「友達や家族に見られて恥ずかしい内容がスマートフォン内にある」と答えた割合が高かった女子高生は「画像・動画などのデータ漏えい」や「ウィルス感染」に対する不安がその他の属性より高くでている。
ワンクリック詐欺画面を見た経験や詐欺LINEの受信など情報が漏えいしそうな状況を経験している人ほど、セキュリティに対しての不安を持っているのかもしれない。


今回の調査から女性の興味深いスマートフォン利用実態が見えてきた。特に今回女子高生や女子大生は他の世代に比べ先を行く使い方をしているな、と感じる部分があった。節約意識を持ちながら賢くフリマアプやショッピングアプリを使いこなす。若い世代から女性全体にそのような使い方が広がっていっている。
しかし女性はスマートフォン内にある写真やWEBの検索履歴など自分の情報を他人に知られたくないという思いが強いのも事実であろう。そういった思いが弱みになり、悪徳な請求に応じてしまうケースに繋がりかねない。

今回の調査では若い世代がよりそういった思い(スマートフォンの内に家族や友達に見られたくない内容がある)を持っており、また、使いこなしているが故に被害手前の経験をしている割合が高いことが明らかになった。今回の調査ではスマートフォン内のセキュリティに対し8割が不安を持っているにも関わらず、セキュリティ対策を「特にしていない」「わからない」と答えたのが半数以上にのぼった。

スマートフォンは生活を豊かにする道具だ。しかし危険を運んでくる道具にもなりかねない。危険を少しでも減らすためには、そのようなトラブルや被害があることを知っておくこと知っておく必要がる。今後もインテル セキュリティとMMD研究所は多くの人に「情報」を運ぶため、調査を続けていく。

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この記事の執筆者

MMD研究所(編集部員)

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