調査データ
2012年1月31日
ユーザーの声でみる、真の人気スマートフォンブランドTOP3
スマートフォンがかなり普及してきている2012年。携帯キャリア各社が発表する新端末もほとんどスマートフォンが占めるようになってきている。そこで今回MMD研究所では、スマートフォンユーザーに対して、スマートフォン端末のブランドイメージや利用実態、さらにそれに紐付くインサイトを浮き彫りにすべくインターネット調査を実施した。
【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】
■ ユーザーの声でみる、真の人気スマートフォンブランドTOP3は
「iPhone」「Xperia」「Galaxy」
■ スマートフォンを「完璧に使いこなせている」人は、わずか1割
・ アプリ平均ダウンロード数は35個、有料アプリでは8個にまで下がる
一方、有料でも購入を検討するアプリのジャンルは
「有名ゲーム」「ミュージック系」「地図、ナビ・交通系」「セキュリティ」
・ 約6割がスマートフォンを購入するときに「料金が高くなること」が不安
また、現在の料金プランについては約半数が「料金が高いこと」に不満
・ Wi-Fiはまだ定着せず、ネットワークを使い分けている人2割
・ 調査期間 … 2012年1月20日~2012年1月24日(5日間)
・ 有効回答 … スマートフォンユーザー900人
調査概要や調査項目が分かる資料を
PDFでご用意しています。
下記よりダウンロードください。
■ ユーザーの声で決める、真の人気スマートフォンブランドTOP3は、「iPhone」「Galaxy」「Xperia」の頂上決戦
スマートフォン所有者を対象に、スマートフォンブランドについて聞いてみた。「スマートフォンといえば思い浮かぶブランド」「次回機種変更するなら選びたいブランド」共に「iPhone」「Xperia」「Galaxy」の順にTOP3にランクインする結果となった。
定番の3ブランドであるが、やはりスマートフォンユーザーが思う真の人気スマートフォンブランドTOP3であると言えるだろう。
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■ スマートフォンを「完璧に使いこなせている」と思っている人わずか1割
スマートフォン所有者にどのくらいスマートフォンを使いこなせているかを聞いたところ、「使いこなせている」と回答したユーザーは59.2%であったものの、一方「完璧に使いこなせている」と回答しているユーザーはわずか8.3%となった。
■ アプリ平均ダウンロード数は35個、有料アプリでは8個にまで下がる
一方、有料でも購入を検討するアプリのジャンルは「有名ゲーム」「ミュージック系」「地図、ナビ・交通系」「セキュリティ」
ダウンロードしたことのあるアプリの数について聞いてみたところ、「11~20」が最も多く19.4%で、平均35個がダウンロードされており、有料アプリの平均ダウンロード数は8個にまで下がった。また、定期的に使っているアプリは「1~5」という回答が最も多く38.3%で、平均9個を定期的に使っていることがわかった。
次にアプリをあまりダウンロードしない理由を「1~20」のアプリ(有料、無料含む)をダウンロードしたことがあると回答したユーザーを対象に聞いたところ「端末のストレージ容量が気になる(38.2%)」という回答が最も多く、僅差で「アプリウィルスなど、セキュリティ面が不安だから(37.1%)」という回答が得られた。
さらに、有料アプリダウンロードについて調査したところ、全体の56.2%が「有料アプリ」をダウンロードしたことがあることがわかった。そのうちの購入未経験者と「1~20個」有料アプリをダウンロードしたことがあるユーザーに有料でも購入を検討するアプリのジャンルを聞いたところ、「有名ゲーム」「ミュージック系」「地図、ナビ・交通系」「セキュリティ」がランクインする結果となった。
■ 約6割がスマートフォンを購入するときに「料金が高くなること」が不安
また、現在の料金プランについては約半数が「料金が高いこと」に不満
スマートフォンを購入する際に不安に思った事を聞いてみたところ、「通信料金が高くなりそう」という回答が58.3%と最も多い結果となった。また、現在の料金プランに関する満足度調査をしたところ、「どちらかと言うと不満(32.7%)」「かなり不満(8.4%)」「非常に不満(5.6%)」を合わせ約半数の46.7%が「不満」と回答した。
さらに、不満と答えた人のうち、92.4%もの人が「料金が高い」ことをその理由に挙げた。
やはり、「スマートフォン=料金が高い」というイメージは根強く、料金プラン満足度を上げることがスマートフォン満足度を上げるカギとなりそうだ。
■ Wi-Fiはまだ定着せず、ネットワークを毎回使い分けている人は2割
まず、Wi-Fiの利用状況について聞いてみたところ、「自宅での利用者(頻繁に使う+時々使う)」が65.9%であったのに対し、「屋外での利用者(頻繁に使う+時々使う)」は38.2%となった。スマートフォンの普及で自宅での利用は定着しつつあるが、まだまだWi-Fiを日常的に使う、というレベルには達していないことが浮き彫りになった。
また、3G、Wi-Fi、次世代通信規格などのネットワークの使い分けについて聞いたところ「意識したことがない」と回答したユーザーが37.8%と最も多く、「毎回、適宜使い分けて利用している」と回答したユーザーは20.6%という結果となった。
利用歴別に見てみると、スマートフォン利用歴が長い(~4年以内)ユーザーほど、「毎回、適宜使い分けて
利用している」54.8%と使い分けをしている傾向にあることがわかった。
※ 今回調査した全設問項目
・「スマートフォンといえば思い浮かぶブランド」は次のうちどれですか?
・「次回機種変更するなら選びたいブランド」は次のうちどれですか?
・あなたはご自分でどのくらいスマートフォンを使いこなせていると感じていますか?
・スマートフォンの中で、定期的に活用しているアプリはいくつありますか?
・これまでにおおよそいくつのアプリダウンロード経験がありますか?
・アプリをダウンロードしない、もしくはあまりダウンロードしない理由を教えてください。※無料・有料アプリを0~20個ダウンロードしたことがあると回答した人対象
・これまでにおおよそいくつの有料アプリダウンロード経験がありますか?
・有料でも購入を検討するアプリジャンルを教えてください。
・携帯電話(従来型のケータイ)からスマートフォンに乗り換える時、どんな不安がありましたか?
・あなたの現在のスマートフォンの料金プランについてどう感じていますか?
・料金プランへの不満の理由は何ですか?※「どちらかと言うと不満」「かなり不満」「非常に不満」と回答した人対象
・Wi-Fiの利用状況について教えて下さい。
・3G、Wi-Fi、次世代通信規格(LTE、WiMAX、ULTRA SPEED) など、ネットワークを使い分けスマートフォンを利用していますか?
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セノオ アキコ(セノオ アキコ)
MMD研究所 編集部員