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2013年7月26日

【大阪・名古屋編】スマートフォンユーザーを悩ますパケ詰まりの実態は?

MMD研究所は、2013年6月に調査・発表した「*東京JR山手線でのWEB表示時間調査」の続編として、7月16日~19日、22日の平日に大阪・名古屋におけるパケ詰まりの実態調査行いました。調査は前回同様、通勤ラッシュ・帰宅ラッシュ時に各キャリアのiPhone5並びにAndroid端末を対象に、Yahoo!Japanのトップページが完全に開くまでの表示時間を計測しました。

調査スポットは、大阪・名古屋の駅において乗降客数の多い各都市3駅(大阪:大阪駅、なんば駅、天王寺駅 / 名古屋:名古屋駅、栄駅、金山駅)にて行いました。また、一部参考として6月に調査発表した東京での調査結果も併記しています。

*東京JR山手線でのWEB表示時間調査:
http://mmd.up-date.ne.jp/news/detail.php?news_id=1210



【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】


■ 《大阪 パケ詰まり率》iPhone5はauが17.7%、SoftBankは0.0%
 Androidはdocomoが26.7%、au・SoftBankは0.0%

■ 《名古屋 パケ詰まり率》iPhone5はau・SoftBankともに0.0%
 Androidはdocomoが9.0%、au・SoftBankは0.0%




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まず、各都市別のパケ詰まり状況について、SoftBankの「iPhone5」、「AQUOS PHONE Xx 206SH」auの「HTC J One HTL22」については、大阪・名古屋ともに各端末合計600回調査中0回とパケ詰まりは起こらなかった。auの「iPhone5」については、名古屋は300回調査中0回だったが、大阪では53回(17.7%)のパケ詰まりが起こった。docomoの「Xperia(TM) A SO-04E」は、大阪・名古屋ともにパケ詰まりが起こり、大阪では300回中80回(26.7%)、名古屋は27回(9.0%)だった。

Yahoo!Japanトップページが表示されるまでの時間について、大阪は全調査平均で、auのiPhone5が11.37秒、SoftBankのiPhone5が2.79秒と約8秒表示時間が短かった。Androidについては、auのHTC J One が2.88秒、SoftBankのAQUOS PHONE が3.56秒と続き、docomoのXperia(TM) Aが11.30秒となった。名古屋では、auのiPhone5が6.47秒、SoftBankのiPhone5が2.72秒となり、Androidは、docomoが6.76秒、auが2.82秒、SoftBankが2.95秒となった。今回調査した5機種では、SoftBankのiPhone5のWEB表示時間が最も短く、次いでauのHTC J Oneが続く形となった。










■ iPhone5の各都市・駅別のパケ詰まり率・WEBページが表示されるまでの時間



iPhone5のパケ詰まりの状況については、大阪・名古屋の調査駅別で見ていくとパケ詰まりが起きたのは大阪駅のみで、au版iPhone5が100回調査中53回(53.0%)のパケ詰まりが起きた。それ以外の駅では、au版、SoftBank版ともにパケ詰まりが起きることはなかった。

Yahoo!Japanトップページが表示されるまでの平均時間について、大阪では、au版がパケ詰まりの起きた大阪駅で24.01秒、パケ詰まりの起きていないなんば駅、天王寺駅はそれぞれ3.36秒、6.74秒となった。SoftBank版は、大阪駅で3.04秒、なんば駅で2.50秒、天王寺駅で2.82秒という結果だった。続いて、どちらのiPhone5もパケ詰まりの起きていない名古屋では、au版が名古屋駅で6.82秒、栄駅で4.04秒、金山駅で8.54秒となり、SoftBank版が名古屋駅で2.95秒、栄駅が2.48秒、金山駅が2.72秒でWEBページが表示された。


■ Androidの各都市・駅別のパケ詰まり率・WEBページが表示されるまでの時間



次に、docomo、au、SoftBankそれぞれのAndroidのパケ詰まりの状況については、docomoが大阪の天王寺駅で100回中80回(80.0%)、名古屋の名古屋駅で100回中27回(27.0%)のパケ詰まりが起こった。auとSoftBankに関しては、30秒以上のパケ詰まりは大阪・名古屋ともに0回だった。

Yahoo!Japanトップページが表示されるまでの平均時間は、大阪ではdocomoが大阪駅で3.74秒、なんば駅で3.49秒、パケ詰まりの起きた天王寺駅で26.68秒となった。auは、大阪駅が2.79秒、なんば駅が2.94秒、天王寺駅が2.89秒となり、SoftBankは大阪駅が2.91秒、なんば駅が4.24秒、天王寺駅が3.54秒という結果となった。続いて名古屋は、docomoがパケ詰まりの起きた名古屋駅で12.79秒、栄駅、金山駅で4.16秒、3.34秒となった。パケ詰まりが起きていないauとSoftBankは、auが名古屋駅で2.82秒、栄駅で2.78秒、金山駅で2.85秒となり、SoftBankが名古屋駅で3.03秒、栄駅で2.86秒、金山駅で2.96秒となった。




■ 調査概要
【大阪・名古屋】通勤・帰宅ラッシュ時におけるスマートフォンのWEB表示時間調査
・ 調査期間  2013年7月16日~2013年7月19日、7月22日(5日間)
・ 調査時間  7:00~9:00、17:00~19:00
・ 調査地域  (大阪:3駅×1スポット、名古屋3駅×1スポット)
大阪      JR大阪駅 環状線ホーム、南海なんば駅 北口改札付近
        JR天王寺駅 中央改札付近
名古屋     JR名古屋駅 東海道線ホーム、栄駅 東山線中央改札付近
        JR金山駅 改札口付近
※JR、私鉄各社発表の乗車人員データより各都市の乗客数上位3駅を選定

■ 調査方法
各端末にて、Yahoo!Japanが完全に表示されるまでの時間を、上記の日程、時間帯、スポットにて各端末10回ずつ計測。
※1端末あたりの調査回数:(5日間)×(朝夕2回)×(6駅)×(10回計測)=600回
※全ての調査端末がLTE(4G)を捕捉しているスポットを選定し、実施
※1回計測毎に履歴並びにキャッシュをクリア
※パケ詰まり:表示されるまでの時間が30秒を経過したもの並びに、計測が出来なかったものは、30秒として計算し、「パケ詰まり」としてカウント

調査使用スマートフォン端末
au      iPhone 5
SoftBank   iPhone 5
docomo    Xperia(TM) A SO-04E
au      HTC J One HTL22
SoftBank   AQUOS PHONE Xx 206SH

※本調査結果のリリース内容は、当該調査時の条件下でのデータ及び所感であり、諸条件等によって異なります。

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