スマートウォッチ市場からみるApple Watchの立ち位置と変遷

コラム

2023年7月12日

執筆者

はじめに

MMDLaboでは、これまでに調査の進め方やまとめ方、分析についてコラムを発表してきました。
「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」では、Apple Watchを題材に定量調査と定性調査を実施し、顧客がロイヤル化するためのヒントを探りました。
今回は、改めてApple Watchの変遷について詳しく解説していきます。

Apple Watchの誕生

Apple Watchは2014年9月に発表され、2015年4月から販売が開始されました。
Apple Watchはスティーブ・ジョブズが他界してから初めてリリースされた新カテゴリーの製品でもありました。
初代Apple Watchは「Apple Watch」「Apple Watch Sport」「Apple Watch Edition」の3つのコレクションで提供されました。
現在の最新シリーズは、「Apple Watch Series 8」「Apple Watch SE」「AppleWatch Ultra」の3つのコレクションで提供されています。

以下の画像は初代Apple Watchと最新シリーズであるApple Watch Series 8の機能を比較した表です。Apple Watchが発表されてから約9年、ApplePayの対応やBluetooth規格のバージョンアップなど大きく進化していることが伺えます。

スマートウォッチ市場の拡大

次は、スマートウォッチの市場について着目してみましょう。
以下のグラフはMM総研が実施した「2022年度通期スマートウォッチ市場規模の推移・予測」の調査結果です。

引用元：MM総研「2022年度通期スマートウォッチ市場規模の推移・予測」より

2022年度通期（2022年4月～2023年3月）の国内販売台数は390.3万台で、前年同期比13.7％の増加となりました。
2020年度から2021年度の成長速度に比べると、円安による物価高などの影響により成長速度は落ち着いています。
しかし、上記のグラフから読み取れるようにスマートウォッチの市場規模は右肩上がりの成長を遂げています。

Apple Watchの現状

ここからは、スマートウォッチ市場のシェアについて見ていきます。

引用元：MM総研「2022年度通期スマートウォッチ市場規模の推移・予測」より

2022年のスマートウォッチ販売台数390.3万台のうち、首位であるAppleのシェアが58.3％と半数以上を占めている状況です。
Appleのシェアは2015年に日本でスマートウォッチが販売されて以来、8年連続で首位を獲得しています。

また、以下のグラフはMMDLaboが実施した「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」のものです。スマートウォッチの市場規模が右肩上がりで成長しており、Appleのシェアも半数を超えている状況ですが、Apple Watchの所有率はが9.7％となっています。

Apple Watchの顧客分析プログラム

MMDLaboが提供している顧客分析プログラムは、サービスを利用しているユーザーに直接アンケートを配信し、顧客をロイヤル化させるヒントを得ることができます。

顧客分析プログラムを詳しく知りたい方はこちら：自社顧客向けアンケートの事例紹介～MMDLaboの顧客分析プログラム～

Apple Watchの所有率が1割を切っている状況の中、顧客分析プログラムで顧客ロイヤルティごとの違いを分析することで、シェア拡大のヒントを分析いたしました。
さらに定量調査だけでなく、定性調査も組み合わせることでより深いユーザー理解が可能です。
今回Apple Watchユーザーを対象に実施した顧客分析プログラムについての詳細は以下をご確認ください。

※「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」について
現在、「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」のレポートを販売しております。
本レポートは定量調査に加え、定性調査の結果からも分析を行ったものです。
定量調査にて、最も豊富な製品ラインナップを持つApple Watchの利用実態を明らかにし、今後のスマートウォッチ市場を伸ばしていくために必要な機能や価値を分析しています。加えて、現在利用者に対するインタビューにより、利用の背景や理由、活用方法、生活の変化について掘り下げています。
ご興味のある方は、以下より一部内容をダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

「2023年Apple Watchの利用実態に関する調査」レポート販売ページはこちら

※上記からレポート詳細をご覧いただけます。

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