調査データ
2025年7月17日
直近3年間に企業が実施したインタビュー調査、「内部実施」は68.3%、「外部委託」は65.7%
インタビュー調査の満足度、外部委託は64.0%、内部実施は52.5%
MMDLabo株式会社(東京都中央区、代表取締役:吉本浩司)が運営するMMD研究所は、予備調査では20歳~69歳の就業者の男女15,000人、本調査ではインタビュー調査を実施している企業に勤める300人を対象に2025年5月22日~5月25日の期間で「2025年企業のインタビュー調査に関する調査」を実施いたしました。調査結果は以下のとおりです。
※本調査対象者300人の内訳は以下のとおりです。
インタビュー調査を全て外部に委託して実施している企業に勤める人(n=100)、インタビュー調査を外部でも内部でも実施している企業に勤める人(n=100)、インタビュー調査を全て内部で実施している企業に勤める人(n=100)
【調査結果サマリー】
■ 直近3年間に企業が実施したインタビュー調査、「内部実施」は68.3%、「外部委託」は65.7%
■ 1回あたりのインタビュー調査の平均、対象者数は「10人」、調査費用は「100万円~199万円」、調査期間は「2ヶ月~3ヶ月未満」
■ インタビュー調査の満足度、外部委託は64.0%、内部実施は52.5%
外部委託が内部実施よりも満足度が高い結果に
■ インタビュー調査の満足点のトップ、外部委託と内部実施ともに「レポート・報告書の分かりやすさ」
不満点のトップ、外部委託では「コミュニケーション」、内部実施では「リサーチャーの知見」「調査設計の適切さ」
■ インタビュー調査を外部委託した理由のトップは「客観性を持った調査を実施したいから」「調査に関するスキルのある人材がいないから」「回答者が本音を言いやすい環境を作りたいから」
■ インタビュー調査で得たかった成果のトップ、外部委託では「製品・サービスの評価」、内部実施では「製品・サービス開発のヒント」
調査概要や調査項目が分かる資料を
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下記よりダウンロードください。

直近3年間に企業が実施したインタビュー調査、「内部実施」は68.3%、「外部委託」は65.7%
20歳~69歳の就業者の男女15,000人を対象に、勤務先の会社において直近3年間で調査を実施したかについて聞いたところ(分からない・覚えていないを除く)、「調査を実施したことがある」のは28.9%となった。
次に、調査を実施したことがあると回答した2,542人のうち、インタビュー調査を実施した654人を対象に、調査体制別でのインタビュー調査の実施有無について聞いたところ、「実施している」と回答したのは内部実施では68.3%、外部委託では65.7%となった。
1回あたりのインタビュー調査の平均、対象者数は「10人」、調査費用は「100万円~199万円」、調査期間は「2ヶ月~3ヶ月未満」
予備調査から抽出したインタビュー調査を実施している企業に勤める300人を対象に、1回あたりのインタビュー調査での平均的な調査対象者数、調査費用、調査期間を聞いたところ、調査対象者数は「10人」で17.7%、調査費用は「100万円~199万円」で18.0%、調査期間は「2ヶ月~3ヶ月未満」で31.0%とそれぞれトップとなった。
インタビュー調査の満足度、外部委託は64.0%、内部実施は52.5%
外部委託が内部実施よりも満足度が高い結果に
インタビュー調査を実施している企業に勤める300人を対象に、実施したインタビュー調査の満足度を聞いたところ、満足(「満足」と「やや満足」の合算割合)は、外部委託(n=200)では64.0%となり、内部実施(n=200)では52.5%となった。
インタビュー調査の満足点のトップ、外部委託と内部実施ともに「レポート・報告書の分かりやすさ」
不満点のトップ、外部委託では「コミュニケーション」、内部実施では「リサーチャーの知見」「調査設計の適切さ」
インタビュー調査を実施している企業に勤める300人を対象に、実施したインタビュー調査の満足点について聞いたところ(複数回答可)、外部委託(n=200)と内部実施(n=200)ともに「レポート・報告書の分かりやすさ」がそれぞれ最多となり、外部委託は31.5%、内部実施は26.0%となった。
続いて、インタビュー調査の不満点について聞いたところ(複数回答可)、外部委託(n=200)では「コミュニケーション」が16.5%と最も多く、内部実施(n=200)では「リサーチャーの知見」と「調査設計の適切さ」が14.0%と最も多い結果となった。
インタビュー調査を外部委託した理由のトップは「客観性を持った調査を実施したいから」「調査に関するスキルのある人材がいないから」「回答者が本音を言いやすい環境を作りたいから」
インタビュー調査を外部委託で実施している企業に勤める200人を対象に、外部委託した理由について聞いたところ(複数回答可)、「客観性を持った調査を実施したいから」が30.0%と最も多く、次いで「調査に関するスキルのある人材がいないから」と「回答者が本音を言いやすい環境を作りたいから」が25.0%となった。
インタビュー調査で得たかった成果のトップ、外部委託では「製品・サービスの評価」、内部実施では「製品・サービス開発のヒント」
インタビュー調査を実施している企業に勤める300人を対象に、インタビュー調査で得たかった成果について聞いたところ(複数回答可)、外部委託(n=200)では「製品・サービスの評価」が27.5%と最も多く、内部実施(n=200)では「製品・サービス開発のヒント」が26.0%と最も多い結果となった。
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- 申込締切:7/23(水)17時まで
※応募者多数の場合は早めに締め切ることもあります。ご了承くださいませ。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
※回答者の属性は会員登録後に無料レポートよりご確認いただけます。
■ データのダウンロードで以下の情報も見られます
- 本ページ内のグラフ
- 回答者の属性情報(性別・年代)
- インタビュー調査での平均調査対象者数(単数)※調査体制別
- インタビュー調査での平均調査費用(単数)※調査体制別・・・など
調査概要や調査項目が分かる資料を
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■ 調査概要
「2025年企業のインタビュー調査に関する調査」
調査期間:2025年5月22日~5月25日
有効回答:<予備調査>15,000人 ※就業者の人口構成比に合わせて回収<本調査>300人
※インタビュー調査を全て外部に委託して実施している企業に勤める人(n=100)、インタビュー調査を外部でも内部でも実施している企業に勤める人(n=100)、インタビュー調査を全て内部で実施している企業に勤める人(n=100)
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>20歳~69歳の就業者の男女<本調査>インタビュー調査を実施している企業に勤める人
設問数:<予備調査>8問<本調査>10問
■ 調査全設問項目
<予備調査>
SC1 あなたがメインでお勤めの会社の業種をお知らせください。
SC2 あなたがメインでお勤めの会社での職種として最も当てはまるものをお知らせください。
SC3 あなたがメインでお勤めの会社には、調査を行う専門の部署または課がありますか?
SC4 あなたは、メインでお勤めの会社の調査を行う専門の部署または課に所属していますか?
SC5 あなたがメインでお勤めの会社では、直近3年間で調査を実施していますか?
SC6 直近3年間で、あなたがメインでお勤めの会社で実施した調査に、あなたは関わりがありましたか?
SC7 直近3年間で、あなたがメインでお勤めの会社で実施した調査として当てはまるものを全てお知らせください。
SC8 前問で「デプスインタビュー調査(1対1)」「グループインタビュー調査(複数名)」「有識者・専門家インタビュー調査」のいずれかを実施したと回答した方に伺います。直近3年間で、あなたがメインでお勤めの会社で実施したインタビュー調査についてお知らせください。
<本調査>
Q1 あなたがメインでお勤めの会社で、インタビュー調査をすることで得たかった成果を全てお知らせください。
Q2 あなたがメインでお勤めの会社で、インタビュー調査を実施する際、外部に委託した理由を全てお知らせください。
Q3 あなたがメインでお勤めの会社で、インタビュー調査を実施する際、内部で実施した理由を全てお知らせください。
Q4 あなたがメインでお勤めの会社で、インタビュー調査を実施した際、満足した点を全てお知らせください。
Q5 あなたがメインでお勤めの会社で、インタビュー調査を実施した際、不満に感じた点を全てお知らせください。
Q6 あなたがメインでお勤めの会社で実施したインタビュー調査について、あなたの考えに最も近いものをお知らせください。
Q7 あなたがメインでお勤めの会社でインタビュー調査を実施する際、ひとつのテーマの調査で何人にインタビューしますか?平均的な人数をお知らせください。
Q8 あなたがメインでお勤めの会社でインタビュー調査を実施する際、ひとつのテーマの調査でいくらくらいかかることが多いですか?平均的な金額をお知らせください。
Q9 あなたがメインでお勤めの会社でインタビュー調査を実施する際、ひとつのテーマの調査をどのくらいの期間で実施することが多いですか?平均的な期間をお知らせください。
Q10 あなたがメインでお勤めの会社でインタビュー調査を実施する際、AIを活用していますか?活用しているものとして当てはまるものを全てお知らせください。
上記のリサーチに関するご質問等は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
≪本調査レポートのご利用について≫
MMD研究所にて無償公開しているWEBサイト内の文書、及びその内容についての無断転載等は原則としてご遠慮頂いております。
データの利用または引用の可否はその内容によりますので、まずは掲載範囲、用途・目的、メディアなどを記載してメールにご連絡ください。
追って担当者よりご連絡いたします。著作物の二次利用に関しては、以下の条件にすべてあてはまる場合、個別の許諾なしにこれをみとめます。
- 営利を目的としないこと
- それによって経済的な利益を得ることがないこと
※販促に利用されたい企業様はお問い合わせください。
MMDLabo株式会社
通信・端末・決済などモバイルやIT分野のマーケティングレポートでは国内最大規模の調査機関です。
2006年9月より運営しているMMD研究所では、700件以上の調査データを通じてモバイルユーザーの消費行動や実態を発信しています。
モバイルインターネットで生まれる新しい体験を調査・分析し、価値ある情報を発信することでモバイルインターネット業界の発展に貢献します。
矢野 浩輔(ヤノ コウスケ)