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コラム

2016年1月26日

アプリゲームのTVCMはユーザーに届くのか

アプリゲームのプロモーションの手段のひとつとして「TVCM」というチャネルを利用する企業が増えています。年末年始のTVを見ていて、アプリのCMの多さに驚かれた方も少なくなかったのではないでしょうか。

それを裏付けるデータとして、株式会社エム・データ ライフログ総合研究所が提供する「TV Rank」が集計した2016年元旦に放映されたTVCMランキングでは、トップ3全てがアプリゲームで占められたという発表もありました。弊社の自主調査においても、ダウンロードのきっかけとして、「TVCM」をあげるユーザーは確かに増えています。


図1は、弊社で行った定点調査でアプリゲームのダウンロードのきっかけを聞いたもので半年前の7月に行った調査と比較しているものですが、2015年7月の調査でこれまで最多だった「スマートフォン広告を見て」を抜き、初めて『TVCMをきっかけ』という回答が最多となり、2015年12月時の調査では、更にその比率が伸張する結果となりました。

ただ、この調査結果は、必ずしもゲームアプリのプロモーションは、TVCMが何よりも有効であるという裏づけではないと見ています。まず前提として、ゲームアプリのリリース数が膨大な数となった今、ユーザーも参考にできる情報もまた膨大な数になってしまっている背景があります。そんな中どのゲームを遊べば良いのか迷っているユーザーにとって、TVCMを通じて、アプリの情報を受け取ることが、わかりやすい安心感のようなものにつながって、ダウンロードの後押しをしているのではないでしょうか。(TVCM=安心感ではないですが、色々ゲームがあって迷っているユーザーにとっては、TVCMをやっていることが、何らかのお墨付き感につながっているという消費者心理は確実に存在すると推察します。)

調査の選択肢としては、並列してはいますが、1位のTVCMで存在を知り、遊んでみて面白かったから、友人に勧めたというケースもあるでしょうし、TVCMでタイトルを認知し、その後WEB広告を見て、以前CMを見たことを思い出すといったケースのように、複数の要因がつながっている事は大いにありえる話です。そして、その窓口として、TVCMがわかりやすく認知拡大に一役買っているのだと思います。
それを裏付けるものとして、弊社で販売しているデータの中に、「パズルRPGアプリの利用実態調査」というデータがあります。こちらの調査では、タイトルごとに認知~内容理解~ダウンロード~課金までの購買フローを示したデータがありますが、その中でタイトルの認知にフォーカスすると、やはりTVCMをしているタイトルでは、認知が上位に出ているのが現状です。


TV離れが進んでいるといわれる昨今ですが、それでも尚、多くの視聴者にリーチできる媒体として強い影響力を持っている事が見て取れます。また、同調査では、ゲームアプリを利用しなくなった理由も聞いており、「他に面白いゲームアプリがあったから」という理由は、約25%のユーザーが選択した2番目に多い理由となっています。そういった既存のタイトルに飽き始めたユーザーに対しても、TVCMからの訴求は、わかりやすく裾野を広げる役割を担っていると考えます。

しかしながら、弊社にご相談いただく中に、TVCMを打ったものの、その効果が見えにくいというご相談が寄せられるケースも少なくないのが現状です。そのようなお悩みにお応えしたいという観点から、そしてまた、大掛かりな調査ではなく、従来のTVCM認知調査よりも、もっと安価でスピーディーに調査を行えないものかと、この度、スマートフォンを使ったリアルタイムTVCM認知測定調査のサービスの提供を開始させていただきました。

本サービスの特徴としましては、パソコンでのネットリサーチではなく、スマートフォンでのネットリサーチに限っている事が挙げられます。これは、テレビを観ながらスマホを操作する視聴スタイルが増えている現状を踏まえ、スマートフォンからの回答に限る事で、よりリアルタイムに、CM放映期間中に毎日アンケートを取得し、放映後から何日で認知が到達したかが時系列で可視化できるサービスとなっております。
TVCMをご検討中の企業様、あるいは既にCMを打っている企業様におかれましては、是非お気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。

※「リアルタイムTVCM認知測定」サービス資料は下記よりダウンロード可能です。

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下記よりダウンロードください。

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