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コラム

2015年4月20日

MMD研究所主催セミナー 「ゼロから市場を創る実践型マーケティング」レポート

株式会社ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長 兼 CEO 清水亮氏を招き、4月16日に開催されたMMD研究所主催「ゼロから市場を創る実践型マーケティング」セミナー。今回は、反響をいただいたこのセミナーを少しだけレポートしたいと思います。

「マーケティングという言葉そのものは、マーケット+ingなので動詞なんです。マーケットを創り出すのがマーケティング。あるものに対してアプローチするだけではない。」

その言葉を知らないビジネスマンはいないくらい使い古されていながら、冒頭で明確に定義することから始めなければいけないところが「マーケティング」の奥深さを感じさせました。

「今、マーケットインとプロダクトアウトという言葉が分離されて語られていますが、本来、マーケティングおよびPR活動とプロダクトの設計は、密接につながっていなければおかしい。」

「マーケットイン」そして「プロダクトアウト」これらがそれぞれ独立したものとして語られることへの違和感を、鉄鋼を売るために鉄橋から鉄筋コンクリート建物へとビジネスを広げたアンドリュー・カーネギー、そして大衆的なスープ缶のモチーフを採用し、そのスープ缶よりも有名になったポップアートの第一人者、アンディ・ウォーホルを例に語られました。

カーネギーやウォーホルが生きていた時代には、インターネットもSNSもありませんでした。だからこそ、それがある今は、マーケティングやPR活動と一体となったプロダクト設計にすべての企業が取り組むべきなのかもしれません。



そして、「マーケティングを知るにはマーケティングをすることが最も重要」という言葉の後、今回のセミナー開催のきっかけともなったiPhone 3G発売に際しての行列の仕掛け、清水氏が手がけた異色のハンドル付きタブレット「enchantMOON」開発の裏側など、清水氏が現場で関わってきた5つのケースで実際に行ってきたマーケティングストーリーをお話しいただきました。
その中で、インパクトあるプロダクトを生み出すだけではなく、プロジェクトリーダーなど責任あるポジションの人がTwitterなどを通じて定めたターゲットとコミュニケーションを図るべきなど、コミュニケーション設計を含めた戦略の重要性についてもお話しいただきました。



「マーケティングは負けてからが本番。負けているように見せて、勝つ」

ニッチ層をターゲットとし、最初は量販店に相手にされなかった「enchantMOON」も、後々立場が逆転していったことなど、今回紹介された事例は、一度は負けたように見えたところから成功を収めていったという事例が多く、ゼロからの市場創出を目指すマーケティング担当者へ勇気を与える内容でもあったのではないでしょうか。


清水氏は、自身のブログでこうも綴っています。

「いらないものを作り、ヒットさせる。
一見、非合理的に見えることをやって、いくら笑われようと、戦略を信じてやりきる。」


今回、現場でマーケット+ing(「市場を作る」)を行ってきた清水氏でなければ語れない、貴重なお話を伺うことができ、参加者の皆様からも「非常にためになった」という感想を多くいただきました。


MMD研究所は今後も、皆様のお役に立つようなセミナーを開催していきたいと思っています。

最後に、清水様、そしてご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!


本セミナーに関してWirelessWire Newsに清水社長の記事が掲載されています。

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