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調査データ

2007年1月17日

携帯動画に関する利用動向調査

 モバイルを中心にメディアレップ事業・広告代理事業を手がける株式会社ア
ップデイト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田川悟郎)内に設置している
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は、株式会社stratation
が運営する無料ホームページ作成サービス『00HPメイカー』、株式会社シンク
タンク(本社:大阪府大阪市、代表取締役:児島旬)が運営する『PREMA』他
計5社、モバイル7サイト(※詳細末尾)の協力の元、「携帯動画に関する利用
動向調査」を実施致しました。
調査期間は1月5日から9日の5日間。7,413人から有効回答を得ました。

また本調査では、動画検索に特徴のある検索サイト『Yicha』を運営する、株
式会社YICHA(本社:東京都豊島区、代表取締役:入江将広)の協力を得て、
人気の高い携帯動画のカテゴリーで実際にどのようなキーワードが検索されて
いるかについても調査を実施した。

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▼調査結果サマリー
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1.携帯動画利用者は約6割
2.動画閲覧の嗜好は「アーティスト」がトップ
3.動画利用シーンは「検索」がきっかけ
4.携帯検索動向は増加の傾向、利用サイトは多様化
5.携帯での検索は早くも定着化の傾向
6.ひまつぶしツールとして携帯と動画に親和性
7.携帯動画閲覧ユーザーが増えるも、質と量に課題?
8.バイラル効果を狙った携帯動画活用は有効
9.今後のユーザーニーズもアーティスト関連の動画に対して突出
10.携帯動画検索もアーティストは「倖田來未」が大差で1位、
  アイドルでは「ほしのあき」と「蒼井そら」が接戦。
  (株式会社YICHA調べ/2006年10月から12月)
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※グラフ化した調査結果詳細データを無料にて配布しております。
 詳細は末尾問い合わせ先までご連絡をお願い致します。


1.携帯動画利用者は約6割
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Q.携帯で動画をどの程度利用しますか?

・1日1回 :27.2%
・週に2から3回 :23.3%
・週に1回 : 7.2%
・月に数回 :27.7%
・全く利用しない :14.6%
============================================
1日に1回、週に2から3回、週1回、と言う回答は57.7%と、携帯での動画利用動
向はユーザーの約6割にのぼっている。DoCoMoではFOMAがmovaの契約数を超え
るなど、第3世代携帯の普及拡大で動画閲覧の利用環境が充実してきている事
が推察される。

また男女別では、「1日1回」と言う回答が男性:42.2%、女性:19.4%となっ
ており、女性よりも男性の方が動画利用のニーズが高まっている。


2.動画閲覧の嗜好は「アーティスト」がトップ
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Q.どんな携帯動画を見ますか?(複数回答)

・アーティスト関連 :53.0%
・自分や知人が携帯カメラで撮った動画 :38.3%
・TVCM映像関連 :18.9%
・アニメ関連 :18.8%
・アイドル関連 :16.9%
・映画関連 :16.7%
=================================================
【アーティスト関連】が動画内容として利用度が高く、カルチャーとして根強
いと思われたアニメカテゴリーより約3倍の53%を示しており、携帯動画シー
ンは「アーティスト」への嗜好によって拡大している。
これは本来、着メロや着うたなどアーティスト関連のエンターテイメントが携
帯サービス黎明期から存在しているなど、音楽系コンテンツと携帯の親和性が
高いことが基盤となっている可能性も考えられる。

また2番目に多い傾向は【自分や知人が携帯カメラで撮った動画】の回答は38.
3%となっており、自分で動画を撮影するユーザーも増加傾向にあるという結
果が得られた。


3.動画利用シーンは「検索」がきっかけ
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Q.携帯の動画検索を利用したことがありますか?

・ある :56.7%
・ない :43.3%
============================================
携帯動画閲覧の契機として検索サイトを利用して探すというユーザーが56.7%
と、動画に対して能動的にアクションを起こすユーザーが多い。

MMD研究所10/5付リリースにおける調査では、動画検索の利用度が全体の25%
であったのに対し、本調査までの3ヶ月間で動画検索がより一般的になってき
ていると考えられる。

また男女別では、利用したことがあるという回答が女性50.8%・男性は67.1%
と、男女問わず動画の閲覧契機は能動的な検索によるものであると推察される



4.携帯検索動向は増加の傾向、利用サイトは多様化
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本調査では、併せて「携帯検索の利用動向」に関する設問も設置。前回調査と
の動向を比較した。
=================================
Q.利用したことのある検索サイトは?
(複数回答)

・Yahoo!モバイル :79.1%
・Googleモバイル :53.1%
・livedoorモバイル :24.5%
・gooモバイル :19.1%
・F★ROUTE :15.1%
・CROOZ! :10.0%
・Yicha : 9.6%
・Oh!New : 8.2%
・SeafTy : 7.8%
・msnモバイル : 6.0%

=================================
※参考:
2006年10月5日付MMD研究所調査結果

・Yahoo!モバイル :70.1%
・Googleモバイル :46.3%
・livedoorモバイル :12.0%
・CROOZ! : 6.2%
・F★ROUTE : 5.5%
・Oh!New : 4.4%
・Yicha : 1.7%
=================================

以前の調査との比較では、Yahoo!モバイル・Googleモバイルなど大手検索サイ
トの利用度は高いシェアを維持しているが、全体的に利用度は上昇の傾向にあ
る。
特にOh!new・CROOZ!は前回よりも約2倍、F★ROUTEでは約3倍、Yichaにおいて
は約6倍のポイントを示すなど新興検索サイトもシェアを伸ばしており、ユー
ザーが複数の検索サイトを利用してより目的を満たす結果を求めて探している
といった動向が推察される。

また各携帯キャリアの検索導入戦略を受けての結果とも言えそうである。


5.携帯での検索は早くも定着化の傾向
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=================================
Q.携帯検索サイトの利用頻度は?

・1日1回 :44.2%
・週に2から3回 :29.5%
・週に1回 : 8.9%
・月に数回 :16.6%
・全く利用しない : 0.8%
=================================
「1日に1回」という回答が、10/5付調査時の25%から19ポイント増の44.2%と
大幅な飛躍を示す結果となった。
「全く利用しない」という回答も、わずか0.8%と、携帯検索サイトの利用は
ユーザーに定着したと言える結果となった。


6.ひまつぶしツールとして携帯と動画に親和性
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Q.どこで携帯動画を見ますか?
(複数回答)

・その他自宅にいる時 :79.9%
・就寝時 :42.1%
・待ち合わせなどの時間つぶしに :40.1%
・休憩時 :35.5%
・電車などの移動中 :16.9%
・歩行時 : 7.7%
・食事時 : 0.0%
=========================================
回答結果から、多様な場所・タイミングで携帯動画が利用されてながらも殆ど
が自宅での利用という回答が約8割と突出する結果となった。
ゲームやサイト閲覧などを通して、携帯電話が暇つぶしツールとしての役割を
担う中で、動画閲覧をするということがユーザーの選択肢に含まれていると考
えられます。


7.携帯動画閲覧ユーザーが増えるも、質と量に課題?
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=================================
Q.携帯動画に満足していますか?

・大満足 : 5.1%
・満足 :18.7%
・普通 :60.4%
・不満 :12.7%
・かなり不満 : 3.1%
=================================
「大満足」「満足」という回答者は合計で23.8%と、携帯動画そのものに満足
しているユーザーは4分の1に満たないという結果に。しかし、「不満」「かな
り不満」の回答も合計で15.8%程度であり、現在の携帯動画に対しては可もな
く不可もなくという評価となっている。
課題としては、画質や容量といった動画の質の問題や、欲しい動画が存在する
かといった量的な問題が考えられるだろう。


8.バイラル効果を狙った携帯動画活用は有効
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=========================================================
Q.気に入った動画が見付かった時、どのような手段を利用して
 友達に紹介しますか?

・携帯メール :49.1%
・口答で :19.8%
・自分の携帯のブログ&携帯ホームページ上で : 4.1%
・自分のPCのブログ&ホームページ上で : 2.1%
・PCメール : 0.4%
・紹介しない :24.5%
=========================================================
気に入った動画が見つかれば、約7割以上のユーザーがなんらかの手段で紹介
するという結果となった。手段としては携帯ならではの直接的な伝達方法であ
る「携帯メール」が約5割を占める。
今後、バイラル効果を狙った携帯動画の活用もプロモーションなどで標準化し
ていきそうだ。

反面、ブログやホームページの利用者が増えていく中で、ブログ・HP上で画像
を紹介するとの回答は全体の6.2%に留まっており、携帯動画を共有するよう
なブログツールやホームページツールは、現在の所ユーザーの中で低い位置づ
けとなっているようだ。


9.今後のユーザーニーズもアーティスト関連の動画に対して突出
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Q.携帯動画で今後どのような内容を視聴したいですか?


・アーティスト :32.0%
・映画関連 :15.4%
・お笑い : 9.7%
・アニメ : 9.7%
・ドラマ : 7.6%
・アイドル : 7.2%
・自分や知人が携帯カメラで撮った動画 : 6.7%
・TVCM映像 : 3.2%
・スポーツ : 3.1%
・商品紹介 : 2.4%
・ニュース : 1.7%
・教育(学習&講習)動画 : 1.3%
==================================================
全体で最も多かった回答は、『アーティスト』で30%以上のユーザーが回答。
次いで「映画」「お笑い」「アニメ」とエンターテイメント関連の項目が続い
ている。
年代別、性別、検索利用有無の項目別で見ても、アーティストの回答率が最も
高く、今後も年代性別を問わずアーティストに関連した動画がニーズの上位を
占めそうだ。

ポイントに差が出たのは、『アイドル』の男女別回答で、男性が12.5%・女性
が4.4%と3倍近いポイント差があり、『アイドル』に対する動画ニーズは男性
を中心に高まる傾向にある。
女性の中では突出しているのは『アーティスト』のみとなっている。


10.携帯動画検索もアーティストは「倖田來未」が大差で1位、
  アイドルでは「ほしのあき」と「蒼井そら」が接戦。
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動画検索に特徴のある検索サイト『Yicha』を運営する株式会社YICHAの協力に
より提供された、2006年10月から12月度の動画検索クエリについてのデータから、
各カテゴリー検索キーワード1位から5位までを算出した。
(各クエリ数については非公開)

上位カテゴリーは以下の通り。
===============================================
1)アイドルカテゴリー
2)アーティストカテゴリー
3)アニメカテゴリー
===============================================
「アイドル」の検索がダントツとなっており、次いで「アーティスト」の検索
となっている。

カテゴリー別に2006年10月から12月度の検索キーワード順位を見ると、アイドル
カテゴリーでは「蒼井そら」が上位に君臨し、「ほしのあき」が11月度に2位
につけている。

12月度は3位の「沢尻エリカ」に大差を付け、「ほしのあき」と「蒼井そら」
が上位で接戦を繰り広げた結果、僅差で「ほしのあき」が1位に輝いている。

アーティストカテゴリーでは、「倖田來未」が他を寄せ付けず1位。

アニメでは「ガンダム」を筆頭に「ドラえもん」「ドラゴンボール」「北斗の
拳」などが常に上位に付けており、最新のアニメより過去にメガヒットした定
番アニメが人気となっている。



<調査概要>――――――――――――――――――――――――――――――

■調査方法
ケータイ無料HP作成サイト /00HPメイカー   
無料メールマガジン配信システム /PREMA
ケータイ無料HP作成サイト /ピクチャーランド  
ケータイ評価コミュニティー /ファンつく
モバイル総合ゲーム情報サイト  /ゲー選
女性に人気のポータルサイト /AVI    でのアンケート調査。

■調査期間/2007 年 1月 5日から9日(5日間)

■有効回答数/7,413人 (男性:34.0%、女性:66.0%)

■回答内訳
00HPメイカー 3,146回答
PREMA・ピクチャーランド 3,266回答
ファンつく・幻想文庫・ゲー選・AVI 1,001回答
   計7,413回答

■属性
・年代 10代:52.7% 20代:27.6%
    30代:13.2% 40代: 5.5% 50代以上:1.0%

・職業 小学生:1.7%  中学生:16.2% 高校生:25.9% 専門学生:3.4%
    大学生:7.6%  アルバイト:6.5% 派遣社員:2.8%
    会社員:20.0% 主婦:5.4% その他:10.5%
―――――――――――――――――――――――――――――――――――


〓調査報告以上〓


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●調査実施媒体

1.無料ホームページ作成サービス 「00HPメイカー」
http://hp.0zero.jp/


[運営]株式会社ストラテイション (http://www.stratation.com/)
[総会員数]400,000人
[月間PV]7億PV(13億ADPV)
[詳細]
 携帯・パソコンのサイトから掲示板やブログ、動画共有機能などをユーザー
が無料で利用して、本格的なホームページを作成出来るサービス。初心者にも
分かり易く、友達とのコミュニケーションやファンとの交流を深めるツールと
して好評。口コミによって月間7億PVのメディアに成長、新規登録会員も1日
に1,500サイト以上作成されているメディアになっている。


2.無料メールマガジンポータルサイト 「PREMA」
http://prema.tv/

[運営]株式会社シンクタンク (http://think-tank.net/)
[総会員数]730,000人
[月間総配信数]1,200万部
[詳細]
 全キャリアに対応し、ユーザビリティとシステムの安定にウェイトを置き運
営している。無駄な機能を省き誰でも簡単に利用が可能。メルマガ購読ユーザ
ーの他、メルマガ発行ユーザーも増えている。


3.無料ホームページ作成サービス 「ピクチャーランド」
http://pic.cx

[運営]株式会社シンクタンク (URL同上)
[総会員数]50,000人
[月間PV]1億PV
[詳細]
 携帯だけで誰でも簡単にホームページを作成出来るサイト。画像/動画のア
ルバムや日記、BBSなども難しい知識なしで作ることが出来る。サイトオーナ
ー同士の交流も活発でアクセスアップも簡単に行える。


4.無料で閲覧・投稿できる参加型小説サイト 「幻創文庫」
http://kourai.jp

[運営]株式会社アクアカンパニー(http://net-aqua.com/)
[総会員数]37,000人
[月間PV]1,000万PV
[詳細]
 携帯向け読者参加型小説サイト。現在、専属作家による作品約1,000作品を
無料で配信している。更新はほぼ毎日行われる。また、読者による投稿コーナ
ーも充実した機能を搭載。契約作家作品と同様にサイトに掲載されるのが特徴


5.携帯評価コミュニティー 「ファンつく」
http://fan29.jp

[運営]株式会社アクアカンパニー(URL同上)
[総会員数]16,000人
[月間PV]600万PV
[詳細]
 ユーザー自身が携帯画像やムービーを投稿することにより、訪問者や会員が
互いに閲覧・評価することを楽しむコミュニティーとなっている。参加したユ
ーザーは自分が投稿した画像の評価結果や自分のファンが何人できるかなど知
る事が出来、掲示板等でのコミュニケーションも可能となっている。


6.モバイル総合ゲーム情報サイト 「ゲー選」
http://deco.to

[運営]株式会社エボルブ(http://evolve.ne.jp/
[総会員数]10万人以上 (アプリDL数より)
[月間PV]100万PV
[詳細]
 モバイルメディア初の総合ゲーム情報サイト。テレビゲーム・携帯コンテン
ツゲーム・アーケードゲームなど、ゲームに関する情報やオリジナルアプリを
無料で提供している。ゲームに意欲的な10代後半から20代前半の年齢層を中心に
月間30万人以上の訪問者数を記録している。


7.女性に人気のポータルサイト 「AVI」
http://avi.jp

[運営]株式会社遊ネット(http://yu-net.tv/
[総会員数]180,000人
[月間PV]1億PV
[詳細]
 女性向けポータルサイトとして掲示板、フリーマーケット、ブログなどを備
えている。美容から性まで女性の気になる様々なジャンルの情報を精力的に発
信している。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
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https://mmdlabo.jp/contact/

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