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モバイルナンバーポータビリティについての直前意識調査

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日付:2006/10/20

執筆者:妹尾 亜紀子

モバイルナンバーポータビリティについての直前意識調査

モバイルナンバーポータビリティについての直前意識調査

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モバイルを中心にメディアレップ・広告代理店を事業とする株式会社アップデ
イト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田川悟郎)内に設置しているMMD研
究所(モバイルマーケティングデータ研究所)では、「モバイル・ナンバーポ
ータビリティー(以下 MNPサービスと表記)」に関する意識調査を実施しまし
た。

MMD研究所協賛会社である株式会社stratationが運営する無料ホームページ作
成サービス『00HPメイカー』(作成ホームページ数 35万/月間トラフィック
約7億PV)にてモバイルユーザーを対象にアンケートを実施。6,325人から有効
回答を得ました。


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▼調査結果サマリー
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・約80%のユーザーがMNP認知も、利用予定者は3.4%まで低下。
・MNP商戦ではAUが一人勝ち?純減はSOFTBANKモバイルの可能性。
・SOFTBANKモバイルは契約年数が多い程、移行率が高い結果に。
・各社契約台数シェアは 54:27:19からMNP後 56:35:9 に推移?
・MNPサービス、職業・年代別では10代ユーザーでの認知が不足。
・各社CMによる効果はあまり見られず?AUが一歩リードに留まる。
・ユーザーを留まらせる要因は他社比較ではなく「面倒だから」。
・乗り換えの要因は「隣の芝は青い?」。友人環境も影響。
 (デザイン満足度はDoCoMoがリード。通信速度満足度はSOFTBANKモバイル
  がやや劣勢。)

※グラフ化した調査結果詳細データを無料にて配布しております。
 詳細は末尾問い合わせ先までご連絡をお願い致します。

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1.約80%のユーザーがMNP認知も、利用予定者は3.4%まで低下。
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(※データ1、データ2参照)
6月には22%(株式会社ネプロジャパン調べ 平成18年6月30日プレスリリース
より引用)、7月には19.8%、9月に8.3%(株式会社アイシェア調べ 平成18
年7月14日および同年9月13日プレスリリースより引用)と減少傾向だったMNP
サービス利用予定者は本調査では3.4%以下という結果となりMNPサービス開始
が近づくにつれ、利用意向低下は加速度を増している。



2.MNP商戦ではAUが一人勝ち?純減はSOFTBANKモバイルの可能性。
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(※データ3参照)
MNPサービス利用予定者の中から「どの携帯キャリアに乗り換えるか」を調査。
(単数回答)

現DoCoMoユーザーからのMNP利用予定者割合は3.2%で、その内AUへの変更予定
者は77%、SOFTBANKモバイルへの変更予定者は23%であった。

現AUユーザーからのMNP利用予定者割合は2.8%で、その内DoCoMoへの変更予定
者は75.7%、SOFTBANKモバイルへの変更予定者は24.3%であった。

現SOFTBANKモバイルユーザーからのMNP利用予定者割合は8.4%で、その内DoCo
Moへの変更予定者は23.4%、AUへの変更予定者は76.6%であった。

「予定あり」ユーザーの比率を各携帯会社別にみた場合、20代までは各キャリ
アほぼ同様の移行率の3%前後であるが、SOFTBANKモバイルユーザーの20代以
上ではそれぞれ他社携帯会社よりも約10ポイント以上上回る移行率14%前後の
数値を示している。



3.SOFTBANKモバイルは契約年数が多い程、移行率が高い結果に。
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(※データ4、4-1、4-2参照)
契約年数による移行率を見ると、DoCoMo・AUユーザーでは契約年数による移行
率の差は然程みられず3%前後であるが、SOFTBANKモバイルでは契約年数が多
いユーザー程移行意思が高く1年未満では6.8%、3年未満では13.6%、5年未満
では11.6%、5年以上では15.1%といずれも他社利用者と比べると非常に高い
数値となっている。



4.各社契約台数シェアは 54:27:19からMNP後 56:35:9 に推移?
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(※データ5、5-1参照)
前述の本調査アンケート結果と現在発表している各携帯電話会社の契約数を踏
まえると、各携帯電話会社の契約台数シェアは現状でDoCoMo:AU:SOFTBANKモ
バイル=54%:27%:19%であるのに対し、MNPサービス開始後は56%:35%
:9%に推移する計算となる。

AUはシェアを大幅に伸ばし、DoCoMoは微増に留まりながらも業界シェア1位を
維持、SOFTBANKモバイルのシェアは大幅に減少する想定となる。

Vodafone買収など話題が豊富なSOFTBANKモバイルは、MNP商戦では厳しい戦い
を強いられる事が予想される。先日発表されたiPod nanoとのパッケージや2年
契約をする事による新規購入時負担減、ホームアンテナの無料提供などのサー
ビスがどのように反映されていくか動向が注目される。



5.MNPサービス、職業・年代別では10代ユーザーでの認知が不足。
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(※データ6、6-1、6-2、データ7、7-1、7-2参照)
職業別で見ると、小・中学生・高校生では、「判らない」が全体の約30%前後、
年代別での結果も10代は同様の数値で、モバイル事情に敏感な世代とされるコ
ア層での認知は充分ではないといえる。
これに対し、主婦・社会人での「判らない」は全体の約10%未満となり、20代
以上ユーザーでは充分な認知をしているという結果になっている。



6.各社CMによる効果はあまり見られず?AUが一歩リードに留まる。
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(※データ8、8-1、8-2参照)
各携帯電話会社のCMによる効果を調査する為、各キャリアユーザー別に「どの
CMが印象に残っているか」のアンケートを取得した。(単数回答)

DoCoMoユーザーは、DoCoMoのCMに対する印象が最も強く46.1%、次いでAUのCM
が30.5%、SOFTBANKモバイルが23.4%と自分の利用している携帯会社のCMに対
し最も興味をもっているものの、比較的分散している傾向となった。

AUユーザーでは、AUのCMと答えたユーザーは68.2%、DoCoMoには11.9%、SOFT
BANKモバイルには19.9%と利用している携帯会社のCMに対し圧倒的な興味を示
している。

SOFTBANKユーザーでは、SOFTBANKモバイルのCMに対して51.5%、次いでAUが
31.2%、DoCoMoが17.3%という結果になった。

どの携帯電話ユーザーでも利用している会社のCMに対し最も興味を示しており、
比較するとAUのCMがユーザーへのリーチに一歩リードしているようだ。早くか
らMNPを意識したCM展開を行っていたAUの先行メリットが多少ながら伺える。



7.ユーザーを留まらせる要因は他社比較ではなく「面倒だから」。
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(※データ9、9-1、9-2参照)
MNPサービスの利用「予定なし」と回答したユーザーの理由では次の通りとな
った。(複数回答)※10%以上の回答を表記

≪DoCoMoから変えない理由≫
1位「今の携帯に満足」67.4%
2位「変えるのば面倒」41.6%
3位「メールアドレスを教えるのが面倒」30.2%
4位「料金体系がわからない(比較ができない)」15.1%
5位「公式サイトを退会しなくてはいけない」14.5%

≪AUから変えない理由≫
1位「今の携帯に満足」71.5%
2位「変えるのは面倒」33.2%
3位「メールアドレスを教えるのが面倒」23.2%
4位「料金体系がわからない(比較ができない)」13.5%
5位「公式サイトを退会しなくてはいけない」10.9%

≪SOFTBANKモバイルから変えない理由≫
1位「変えるのは面倒」46.6%
2位「今の携帯に満足」46.4%
3位「メールアドレスを教えるのが面倒」31.3%
4位「料金体系がわからない(比較ができない)」15.3%
5位「公式サイトを退会しなくてはいけない」11.2%

各社上位5位については同項目が並ぶ結果になった。今の携帯に満足という抽
象的な回答項目でもSOFTBANKモバイルが他社よりも大きく低い結果となってい
る。回答項目としては「家族割引」「継続割引」「電波が良好」「キャリアイ
メージ」などに関わる項目を用意していたが、いずれも1%未満であった。

MNPサービスのネックとしてやはりメールアドレスの変更が上位に。

他社との比較・違いが判らない、できないといった回答も15%みられMNPサー
ビスによる市場活性化にはこれらの情報が流通する事が必要だと考えられる。


※何れも上位2項目が「満足」「面倒」といった感覚的な回答である為、この
 構成要素については追って調査を検討致します。


8.乗り換えの要因は「隣の芝は青い?」。友人環境も影響。
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(※データ10、10-1、10-2参照)
MNPサービスの利用「予定あり」と回答したユーザーの理由では次の通りとな
った。(複数回答)※10%以上の回答を表記

≪DoCoMoから変える理由≫
1位「機能性」50.8%
2位「料金」45.9%
3位「割引プラン」34.4%
4位「デザイン」22.9%
5位「通信速度」14.7%

≪AUから変える理由≫
1位「デザイン」55.1%
2位「割引プラン」40.1%
3位「機能性」39.2%
4位「料金」36.4%
5位「友達が(他社携帯を)使っている」25.2%
6位「通信速度」11.2%

≪SOFTBANKモバイルから変える理由≫
1位「機能性」70.2%
2位「デザイン」44.6%
3位「料金」38.2%
4位「割引プラン」36.1%
5位「通信速度」34.0%
6位「友達が(他社携帯を)使っている」31.9%
7位「使いたい公式サイトがある」23.4%

乗り換える理由についても上位はほぼ3社同様の結果になっている。
AU・SOFTBANKユーザーの回答としては「友達が(他社携帯を)使っている」と
いう回答が25%以上と、周りの友人環境によって意思決定が影響している傾向
のようだ。DoCoMoではこの回答が8.1%と低いのは、現状シェアとしてDoCoMo
が優位であるからと予測される。

「デザイン」でもDoCoMoが一歩リードしており、AUでは55.1%(1位)、SOFTB
ANKモバイルでは44.6%(2位)と大きな比率を示すのに対し、DoCoMoでは半分
以下の22.9%(4位)と格差がある。

「通信速度」ではSOFTBANKモバイルがやや劣勢。AUの約3倍、DoCoMoの約2倍の
ポイント差となった。WIN端末での通信スピードは他の2社よりも圧倒的に速い
ものの、3G端末とFOMAでは差が無い為、イメージの問題と言えるかもしれない。
WIN端末がリードしている高速パケット通信の早期導入が各社課題と言えそう
だ。

SOFTBANKモバイルユーザーは他社と比べキャリア公式コンテンツに対して不満
度が高い結果も出ており、SOFTBANKモバイル公式コンテンツ「Y!ケータイ」の
充実も課題として浮き彫りになっている。


※「機能性」「料金」については各社とも高い比率を示しているが本調査では
 具体的に利用携帯の不満な機能或いは他社のどの機能について魅力を感じて
 いるのか、どの料金設定について魅力を感じているのかは言及しておりませ
 ん。これらは追って調査を検討致します。

<調査概要>------------------------------------------------------------

■ 調査方法
携帯無料ホームページ作成サイト「00HPメイカー」にて実施

■ 調査対象
「00HPメイカー」でホームページを作成している一般サイトオーナー及び
ページ閲覧者

■ 調査期間
2006年10月6日?2006年10月11日

■ 有効回答数
6,325名 (男性2,246名/36%、女性4,079名/64%)

■携帯端末キャリア比率
DoCoMo:1,909人(30%)、AU:3,855人(61%)、SOFTBANK:561人(9%)

■属性(職業)
小学生:99人(1.5%)/中学生:1,144人(18.1%)/高校生:2,357人(37.3%)/
大学生:403人(6.4%)/専門学生:246人(3.9%)/社会人:1,360人(21.5%)/
主婦:282人(4.5%)/自営業:136人(2.1%)/無職:298人(4.7%)

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レポートのダウンロードに関してはお問い合わせください。
https://mmdlabo.jp/contact/
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この記事の執筆者

妹尾 亜紀子(セノオ アキコ)

妹尾 亜紀子(セノオ アキコ)

MMD研究所 編集部員

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