調査データ
2011年1月12日
2010年テレビ商戦、及びTV VODサービスに関する実態調査
執筆者
MMD研究所では、「2010年テレビ商戦、及び TV VOD(テレビ・ビデオ・オン・デマンド)サービスに関する実態調査」を実施しました。調査期間は2010年12月17日から22日の6日間、10代~60代の男女計1,824人から有効回答を得ました。
【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】
■ 2010年末のTV商戦における人気ブランドはシャープ「AQUOS」、東芝「REGZA」
・ TV VODサービス利用経験者は全体の14.3%
利用者拡大にはキャンペーンの実施と申し込み接続の煩わしさの解消が課題
・ TV VOD利用の満足度、「満足」と回答した人はわずか23.8%
満足度向上には、操作性の改善、作品の量・質双方の充実が課題。
・ 調査期間 … 2010年12月17日~2010年12月22日(6日間)
・ 有効回答 … 1,824人
■ 2010年末のTV商戦における人気ブランドはシャープ「AQUOS」、東芝「REGZA」
調査対象者のうち、2010年中にテレビを新たに購入した人は全体の44.3%にのぼり、購入ブランド上位は、シャープ「AQUOS」(32.4%)、東芝「REGZA」(27.8%)、パナソニック「VIERA」(18.1%)などの解答が上がった。
2009年、国内薄型テレビ市場シェア第2位に浮上した東芝「REGZA」がその勢いを維持し、シャープ「AQUOS」に迫る結果となっている。
購買時に重視した情報としては、「販売店店員の説明の良さ(32.5%)」、「広告・カタログの内容(31.9%)」、「企業・ブランド力(31.1%)」などの解答が拮抗。また、購買時に「価格の手頃さ」を重視したという回答は66.1%に上っており、2010年度のエコポイント制度や地デジキャンペーンなどが消費者の購買意欲を促進したと考えられる。
■ TV VODサービス利用経験者は全体の14.3%
利用者拡大にはキャンペーンの実施と申し込み接続の煩わしさの解消が課題
TV VODサービス利用経験者は、全体の14.3%となっており、利用していないと回答した対象者にその理由について質問したところ、「現在のTVがサービスに対応していない(25.2%)」、「TVとインターネットを繋ぐのが面倒(24.6%)」、「申し込みまでの作業が面倒(24.2%)」、「そういうサービスがあること自体を知らなかった(23.4%)」などの回答が上位に上がった。TV VODの視聴にはテレビのインターネット接続と各サービスへの加入手続きが必要だが、それらの情報がまだ消費者に十分に浸透していないことが伺える結果となった。
サービス利用の動機づけとしては、「お試し期間・ポイントサービスなどのキャンペーン」を望む声が41.3%と最も高く、今後の普及拡大に向けて、消費者がTV VODのメリットを体感する機会の創出が必要不可欠であることが伺える。
■ TV VOD利用の満足度、「満足」と回答した人はわずか23.8%
満足度向上には、操作性の改善、作品の量・質双方の充実が課題
TV VODサービスの満足度に関しては、「普通」と回答した人が43.2%と最も多く、「満足」と回答した人はわずか23.8%に留まる結果となった。
その理由としては、「操作しやすい」と回答している人が全体の28.7%に過ぎないことなどから、 TV VODサービスの操作性の悪さに要因の一端があることが伺える。他には、「見たい作品を見つけるまでに時間がかかる( 74.2%)」、「画面のメニューや選択肢などが見づらい・分かりにくい(62.1%)」などの回答が上がっている。
また、視聴タイトルについても、量だけでなく質が重要という回答が多数を占めており(77.0%)、「ある程度量が揃っていれば、その中から自分の見たい作品を見つけられる」と回答した人が全体の76.3%いることから、必ずしも作品の量が消費者に求められているわけではないことが伺える。
なお、今後のTV VODサービスに期待することとしては、「新作の積極的導入(44.1%)」、「早送り・巻き戻しやチャプター飛ばしなど、DVDのような機能の追加(42.1%)」、「作品の検索性向上(37.9%)」、「お試しキャンペーンの実施(33.3%)」などが続いている。
※ その他の調査項目について
全選択肢を含む集計結果、年代別の集計結果、フリー回答を含むロウデータについては別途有償にて提供しています。
MMD研究所までお気軽にお問い合わせください。
■ ダウンロード資料(無料)に掲載している集計データ
・ 2010年のTV購入率
・ 購入テレビブランド
・ 購買時に重視した情報
・ 購買時に重視した商品機能
・ TV VODサービス利用経験
・ TV VODタイトルの量と質の重要性
・ 今後TV VODサービスに期待すること
・ TV VODサービス利用の満足度
・ TV VODサービスの操作での使いやすさ
・ TV VODサービスが使いづらい理由
・ TV VODサービスを利用していない理由
・ TV VODサービス利用の動機付け
※ 今回調査した全設問項目
・ あなたのご家庭では今年、新しくTVを購入されましたか?
・ 購入されたTVブランドを教えてください。
・ そのブランドを購入した理由は何ですか?
・ その商品を選んだ決め手は何でしたか?
・ あなたはTVで視聴できるVODサービスを利用したことはありますか?
・ TV VODサービスの視聴タイトルについて、作品の数と質(メジャーなタイトルがあるかどうか?)のどちらをより重視しますか?
・ 今後、TV VODサービスに期待することは何ですか?
・ TV VODサービスについてあなたは満足していますか?
・ TV VODサービスの操作について、当てはまるものを選んでください
・ 使いづらいと感じる理由を教えてください。
・ 現在、TV VODサービスを利用していないのはなぜですか?
・ どのような魅力があればサービスを利用してみようと思いますか?
※ リサーチ協賛メディア
・ モンキータウン
・ マイプレ
・ 幻創文庫
・ 着メロドットコム
・ タダ電コム
・ blogri
・ MMD研究所ビジネス会員
・ MMD研究所Twitterフォロワー
レポートのダウンロードに関してはお問い合わせください。
https://mmdlabo.jp/contact/
【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】
■ 2010年末のTV商戦における人気ブランドはシャープ「AQUOS」、東芝「REGZA」
・ TV VODサービス利用経験者は全体の14.3%
利用者拡大にはキャンペーンの実施と申し込み接続の煩わしさの解消が課題
・ TV VOD利用の満足度、「満足」と回答した人はわずか23.8%
満足度向上には、操作性の改善、作品の量・質双方の充実が課題。
・ 調査期間 … 2010年12月17日~2010年12月22日(6日間)
・ 有効回答 … 1,824人
■ 2010年末のTV商戦における人気ブランドはシャープ「AQUOS」、東芝「REGZA」
調査対象者のうち、2010年中にテレビを新たに購入した人は全体の44.3%にのぼり、購入ブランド上位は、シャープ「AQUOS」(32.4%)、東芝「REGZA」(27.8%)、パナソニック「VIERA」(18.1%)などの解答が上がった。
2009年、国内薄型テレビ市場シェア第2位に浮上した東芝「REGZA」がその勢いを維持し、シャープ「AQUOS」に迫る結果となっている。
購買時に重視した情報としては、「販売店店員の説明の良さ(32.5%)」、「広告・カタログの内容(31.9%)」、「企業・ブランド力(31.1%)」などの解答が拮抗。また、購買時に「価格の手頃さ」を重視したという回答は66.1%に上っており、2010年度のエコポイント制度や地デジキャンペーンなどが消費者の購買意欲を促進したと考えられる。
■ TV VODサービス利用経験者は全体の14.3%
利用者拡大にはキャンペーンの実施と申し込み接続の煩わしさの解消が課題
TV VODサービス利用経験者は、全体の14.3%となっており、利用していないと回答した対象者にその理由について質問したところ、「現在のTVがサービスに対応していない(25.2%)」、「TVとインターネットを繋ぐのが面倒(24.6%)」、「申し込みまでの作業が面倒(24.2%)」、「そういうサービスがあること自体を知らなかった(23.4%)」などの回答が上位に上がった。TV VODの視聴にはテレビのインターネット接続と各サービスへの加入手続きが必要だが、それらの情報がまだ消費者に十分に浸透していないことが伺える結果となった。
サービス利用の動機づけとしては、「お試し期間・ポイントサービスなどのキャンペーン」を望む声が41.3%と最も高く、今後の普及拡大に向けて、消費者がTV VODのメリットを体感する機会の創出が必要不可欠であることが伺える。
■ TV VOD利用の満足度、「満足」と回答した人はわずか23.8%
満足度向上には、操作性の改善、作品の量・質双方の充実が課題
TV VODサービスの満足度に関しては、「普通」と回答した人が43.2%と最も多く、「満足」と回答した人はわずか23.8%に留まる結果となった。
その理由としては、「操作しやすい」と回答している人が全体の28.7%に過ぎないことなどから、 TV VODサービスの操作性の悪さに要因の一端があることが伺える。他には、「見たい作品を見つけるまでに時間がかかる( 74.2%)」、「画面のメニューや選択肢などが見づらい・分かりにくい(62.1%)」などの回答が上がっている。
また、視聴タイトルについても、量だけでなく質が重要という回答が多数を占めており(77.0%)、「ある程度量が揃っていれば、その中から自分の見たい作品を見つけられる」と回答した人が全体の76.3%いることから、必ずしも作品の量が消費者に求められているわけではないことが伺える。
なお、今後のTV VODサービスに期待することとしては、「新作の積極的導入(44.1%)」、「早送り・巻き戻しやチャプター飛ばしなど、DVDのような機能の追加(42.1%)」、「作品の検索性向上(37.9%)」、「お試しキャンペーンの実施(33.3%)」などが続いている。
※ その他の調査項目について
全選択肢を含む集計結果、年代別の集計結果、フリー回答を含むロウデータについては別途有償にて提供しています。
MMD研究所までお気軽にお問い合わせください。
■ ダウンロード資料(無料)に掲載している集計データ
・ 2010年のTV購入率
・ 購入テレビブランド
・ 購買時に重視した情報
・ 購買時に重視した商品機能
・ TV VODサービス利用経験
・ TV VODタイトルの量と質の重要性
・ 今後TV VODサービスに期待すること
・ TV VODサービス利用の満足度
・ TV VODサービスの操作での使いやすさ
・ TV VODサービスが使いづらい理由
・ TV VODサービスを利用していない理由
・ TV VODサービス利用の動機付け
※ 今回調査した全設問項目
・ あなたのご家庭では今年、新しくTVを購入されましたか?
・ 購入されたTVブランドを教えてください。
・ そのブランドを購入した理由は何ですか?
・ その商品を選んだ決め手は何でしたか?
・ あなたはTVで視聴できるVODサービスを利用したことはありますか?
・ TV VODサービスの視聴タイトルについて、作品の数と質(メジャーなタイトルがあるかどうか?)のどちらをより重視しますか?
・ 今後、TV VODサービスに期待することは何ですか?
・ TV VODサービスについてあなたは満足していますか?
・ TV VODサービスの操作について、当てはまるものを選んでください
・ 使いづらいと感じる理由を教えてください。
・ 現在、TV VODサービスを利用していないのはなぜですか?
・ どのような魅力があればサービスを利用してみようと思いますか?
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この記事の執筆者
セノオ アキコ(セノオ アキコ)
MMD研究所 編集部員