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調査データ

2012年5月15日

見たいテレビ番組の情報収集元、10代ではTwitterが20.2%で上位

MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)では、2012年4月26日にリリース致しました「携帯電話、スマートフォン所持者のテレビ番組アプリの認知度及び、利用実態調査」にてテレビ番組アプリの認知度及び、利用率において「Gガイドモバイル」がトップにランクインしたことから「Gガイドモバイル」を運営する株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイド(代表取締役:田路 圭輔)に取材し、本調査結果「携帯電話、スマートフォン所持者のテレビ視聴に関する実態調査」についてコメントを頂きました。

【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】


■ テレビ番組を視聴する際の情報収集は「テレビ、録画機の電子番組ガイドから」がトップ
・ 約8割が「見たいテレビ番組を見逃すことがある」と回答、欲しい機能は「外出先から携帯電話を使用したリモート予約機能」がトップ
・ 約4割がテレビや外部機器に「インターネットを接続している」
・ 約8割が「携帯電話・スマートフォンでリモコン操作等ができたら便利」と回答
・ テレビを楽しむためにあったら使いたいと思うソーシャルネットワークサービス機能は「自分が“これから見たい“”見ている”テレビ番組を共有する機能」が上位



・ 調査期間 … 2012年4月13日~2012年4月16日(4日間)
・ 有効回答 … 500人(スマートフォン所有者:250人、フィーチャーフォン所有者:250人)

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■ テレビ番組を視聴する際の情報収集は「テレビ、録画機の電子番組ガイドから」がトップ


スマートフォン所有者(N=250)、フィーチャーフォン所有者(N=250)を対象に、テレビ番組を視聴する際、どこから情報収集を行うかについて調査したところ、「テレビ、HDD/DVDレコーダー、ブルーレイレコーダーの電子番組ガイドから」と回答したユーザーが55.6%と最も多く、次いで「朝刊のテレビ番組欄、番組紹介記事から」と回答したユーザーが42.2%、「番組宣伝のコマーシャルや、テレビ番組の紹介番組から」と回答したユーザーが21.8%という結果となった。



年代別で見てみると、全体では「Twitterで、知人や友人が発信している情報から」と回答したユーザーは10.4%という結果に対し、10代では20.2%と、若年層のTwitterからの情報収集が高い傾向にあることが伺える結果となっている。
なお、Facebookを含めた他のソーシャルメディアではそれほど大きな差は見られなかった。

次いで、テレビ番組を見逃す頻度について調査したところ、「よく見逃す事がある」と回答したユーザーは18.2%、「たまに見逃す事がある」と回答したユーザーは63.8%と、合わせて82.0%のユーザーが「テレビ番組を見逃すことがある」と回答していることがわかった。



見たいテレビ番組を見逃さないために、携帯電話・スマートフォンで、あったら便利(使う)と思う機能について調査したところ、「外出先から携帯電話・スマートフォンを使った自宅のテレビ/録画機へのリモート録画予約機能」と回答したユーザーが58.0%と最も多く、次いで「自分自身でカスタマイズできるMy番組表」と回答したユーザーが24.4%、「携帯電話・スマートフォンのリマインドメール機能」と回答したユーザーが23.2%という結果となった。



次に、テレビにインターネット回線を接続しているかについて調査したところ、「テレビにインターネット回線を接続している」と回答したユーザーが23.6%、「録画機やゲーム機などテレビの外部機器にインターネット回線を接続している」と回答したユーザーが13.8%と、合わせて37.4%のユーザーが「テレビにインターネット回線を接続している」と回答していることがわかった。

また、携帯電話・スマートフォンで、テレビ/録画機の機器操作(リモコン操作など)ができたら、便利だと思うかについて調査したところ、77.2%のユーザーが「便利だと思う」と回答していることがわかった。
内訳として「とても便利だと思う(28.4%)」「まぁまぁ便利だと思う(48.8%)」という結果となっている。

また、テレビを楽しむために、あったら使いたいと思うソーシャルネットワークサービス機能について調査したところ、「自分が”これから見たいテレビ番組”を知人や友人に共有できる機能」と回答したユーザーが21.4%と最も多く、次いで「自分が”いま見ているテレビ番組”を知人や友人に共有できる機能」と回答したユーザーが19.6%という結果となった。


■ 本調査結果に関する株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイドの考察


今年の米国CESでのテレビ市場は、まさしくスマートテレビ一色で、これから本格的に「テレビのIT化」が進むのだというメッセージが印象的でした。

いっぽう日本のお茶の間のテレビ環境は、調査結果のとおり、まだ多くの人がインターネットと接続していません。

2011年7月24日にアナログ放送が終了したときに、デジタルテレビで体験したことといえば、ハイビジョン放送になったこと。
そしてすべてのテレビで番組表やデータ放送がみられるようになったことでした。

デジタルテレビによって普及した電子番組表(EPG)は、
テレビ周辺の視聴習慣を変えるのにあまりあるものだったと思っています(弊社のスローガン「ザッピングから、メタ視聴へ」より)が、それでもEPGがテレビ番組選択メディアとしての絶対的な存在というわけではありません。

モバイル分野では、ここ数年の通信IT業界におけるスマートフォンの進化がすさまじく、
テレビの技術進化をはるかにこえ、インターネットにつなげば何でも(動画視聴・録画 etc)できるのではないかと思わせる勢いを持っています。今日のソーシャルネットワークの急激な普及もまたスマートフォンの進化とともにあり、その話題感がテレビの視聴行動に大きな変化を与えはじめています。

このようなテレビ視聴環境の変化の中、EPGサービスのパイオニアとして圧倒的な認知度と利用経験をもつ弊社の「Gガイドモバイル」は、テレビ番組を携帯する楽しみ、出会う楽しみ、共有する楽しみなどを一人でも多くの方に体験してもうため、スマートフォンならではの表示形式、タッチ画面による操作性の向上、充実したメタデータによる検索性、ソーシャルメディアと連携した話題感の共有などにワンセグ起動、リモート録画予約、お知らせメールなどの機能をうまく結合させ、視聴者の快適なテレビ視聴体験をサポートできるよう、より一層サービスの改善・強化に努めたいと考えています。


株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイド http://www.ipg.co.jp/




■ ダウンロード資料(無料)に掲載している集計データ
・ テレビ番組を視聴する際の情報収集について(全体)
・ テレビ番組を視聴する際の情報収集について(年代別)
・ 新しくテレビ番組を知るきっかけ(全体)
・ テレビへのインターネット回線の接続状況(全体)
・ テレビ番組を探す際によく利用する「検索方法」(全体)
・ テレビ番組を探す際に不満だと思う「番組表機能」(全体)
・ 携帯電話・スマートフォンでテレビ/録画機の機器操作の利便性について(全体)
・ 見たいテレビ番組を見逃す頻度(全体)
・ テレビ番組を見逃さないためにとっている手段(全体)
・ テレビ番組を見逃さないために携帯電話・スマートフォンであったら便利だと思う機能(全体)
・ テレビを楽しむためにあったら使いたいと思うソーシャルネットワークサービス機能(全体)


※ 今回調査した全設問項目


・ あなたはテレビ番組を視聴する際、どこから情報収集をしますか?
・ あなたが新しくテレビ番組を知るきっかけは何ですか?
・ 普段テレビをご覧になる機器に、インターネット回線を接続していますか?
・ あなたが、テレビ番組を探す際によく利用する「検索方法」をお知らせ下さい。
・ あなたが、テレビ番組を探す際に不満だと思う「番組表機能」をお知らせください。
・ あなたがお使いの携帯電話・スマートフォンで、テレビ/録画機の機器操作(リモコン操作など)ができたら、便利だと思いますか?
・ あなたが見たいテレビ番組を見逃す頻度についてお知らせください。
・ あなたがテレビ番組を見逃さないためにとっている手段であてはまるものをお知らせください。
・ テレビ番組を見逃さないために、お使いの携帯電話・スマートフォンで、あったら便利(使う)と思う機能をお知らせください
・ テレビを楽しむために、あったら使いたいと思うソーシャルネットワークサービス機能は何ですか?

MMD研究所(担当:妹尾)
電話:03-6451-4414
お問い合わせフォーム:https://mmdlabo.jp/contact/
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