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Vol.3 価格勝負はしたくなかった 価格より品質やキャパシティを求められる

インタビュー

日付:2012/2/7

執筆者:吉本 浩司

Vol.3 価格勝負はしたくなかった 価格より品質やキャパシティを求められる

Vol.3 価格勝負はしたくなかった 価格より品質やキャパシティを求められる

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企業インタビュー
Vol.3 価格勝負はしたくなかった
価格より品質やキャパシティを求められる



2011年は各キャリアから多くのスマートフォンが発売され、スマートフォン所有者を見かけることが多く、またスマートフォン事業に参入した企業も少なくなかったのではないでしょうか。
スマートフォンアプリの開発会社を選ぶ上で、最も重視する点では「実績(44.6%)」という回答が最も多く、次いで「コストパフォーマンス(21.5%)」「得意ジャンル(16.9%)」という回答が得られた。(スマートフォンアプリに関する業界動向調査より引用)

そこで今回はスマートフォン関連のシステム開発・サイト制作を中心に展開している株式会社バイタリフィ 代表の川勝 潤治氏に話を聞いた。

バイタリフィはオフショア開発の拠点として、ベトナム・ホーチミンにもオフィス(バイタリフィアジア)を構え事業を拡大している。また、ベトナム市場に興味のある企業を対象にIT企業視察ツアーを実施している。


企業インタビュー


株式会社バイタリフィ代表の川勝潤治氏








----株式会社バイタリフィがベトナムに進出した経緯を教えてください。
企業インタビュー
ベトナムへの進出については、様々な偶然が重なって進出に至りました。
学生時代に海外にバックパック旅行する機会があり、ベトナムには1か月近く滞在していたので、馴染み深かったことと、比較的距離が近いという理由が挙げられます。
ベトナムについては人口9000万人、国民の平均年齢が28歳で、熱気、活気に満ち溢れており、消費マーケットとして魅力的だったこと。また、国民も親日的で、勤勉ということもあり、制作拠点としても魅力を感じていました。
その折、2008年のリーマンショックの際に、ベトナムの外資企業が撤退したことで相場よりも安い価格で海外法人を買収することができ、ゼロベースから土台を作ることなく、スムーズにベトナム市場へ進出をすることができました。
----12月、1月と視察ツアーを実施されていましたが、どのような企業の方が参加されていますか?

参加者のほとんどがIT企業の役員など決裁権を持っている方です。
参加目的は、制作拠点(スタジオ)探しとして来られている方とマーケット調査で参加されている方の2通りに分かれます。
実際に大手ネット企業や大手SNS企業がベトナムの会社を買収したり、提携したりするなど、日本国内IT企業のベトナム市場への興味は高いです。

視察ツアーには毎回10~20名程の方が参加されています。
ツアーに参加される方もいらっしゃれば、チケットをご自身で購入し企業視察で合流したり、知り合いの会社に行ったり視察方法は様々です。

----視察ツアーに参加するメリットは何ですか?
現地法人を有する弊社主催の視察ツアーのほうが様々な企業へのアポが取りやすいというところですね。また、企業としてアポイントを取るので、訪問企業の対応面などの違いも大きいです。例えば現地の知り合いや企業を知らない方も中には多くいらっしゃるので、個人より企業を通したほうがいいと言えます。
企業インタビュー

当視察ツアーでは、FPTソフトウェアTMA SolutionsGlobal CyberSoft, Inc.などベトナムの大手IT企業の視察を始め、インディビジュアルシステムズアレクシードベトナムなど日系の企業を2~3社視察を行います。
上記に挙げたベトナムの大手IT企業は、郊外にあり、シリコンバレー型の大きなオフィスを構えた企業が多く、驚かれる参加者もいますよ。

----ベトナム市場について
ベトナム自体はフィーチャフォンユーザーが多く、また利用者のほとんどが通話とショートメール機能のみを使っているのが現状です。
ベトナムに限らずシンガポール以外のアジアではモバイルマーケットの実情はまだスマートフォンは普及していないです。
なので、リッチコンテンツについての理解があまりありません。
弊社でも、会社のテスト端末としてスマートフォンがあるだけで、自前のものを持っている社員は全体の10%未満だと思います。
価格の高いiPhoneの所有者は低く、Androidは低価格の端末もあるので、今後スマートフォンが普及するとなるとAndroid端末の割合が高いのではないでしょうか。

バイタリフィアジアでは、数多くのスマートフォン関連の開発を行っていますが電子書籍やライフスタイルなどの便利ツール系やエンタメ系のアプリ制作が多く、依頼の95%が日本企業からのものです。
また比率はAndroid55%、iPhone45%の割合ですがどんどんシェアはAndroidが広がってくると思います。
■価格勝負はしたくなかった
企業インタビュー
勝ち組企業に話しを聞くと、価格より品質やキャパシティを求められます。エンジニアを多く抱えないと今のスマートフォンやソーシャルアプリのブームに応えられません。日本国内にはエンジニアが不足しているため、勝ち組企業のニーズに応えるために海外で人材を獲得するのはひとつの合理的な答えだと言えます。
ベトナムに企業進出というとイメージが湧きにくい方も多くいらっしゃると思いますが、視察ツアー参加者のほとんどの方がベトナムへのイメージが変わったとおっしゃっています。実際、弊社のオフショア開発の現場を見ていただいて、開発の発注を頂くことも多くあります。
弊社はスピード、スキル、コミュニケーションにおいて、日本人と同等のスキルを持っている現地スタッフが多数いますし、開発環境も日本にひけをとらないレベルで行っております。

私の場合多くの巡り合いが重なり、ベトナム進出しましたが、視察ツアーで自社にとって良い企業との巡り合いがなかったとしても、日本企業とベトナム企業に差がないこと、ベトナム企業の熱気・活気があることを知って頂き、帰国してから視察で学んだことを自社の社員の方々にフィードバックすることでも十分意味はあると思います。

3月以降も毎月視察ツアーを実施する予定ですので、興味のある方はお気軽にお問合わせください。

【2月16日開催】ベトナムオフショア開発進出セミナー/恵比寿
「2月16日(木)13時と15時に恵比寿でオフショアセミナー開催」



FPTソフトウェア

TMA Solutions

CyberSoft, Inc

インディビジュアルシステムズ




【会社】株式会社バイタリフィ

【サービス】ベトナム・ホーチミンIT企業視察ツアー



■MMDインタビュー バックナンバー
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この記事の執筆者

吉本 浩司(ヨシモト コウジ)

吉本 浩司(ヨシモト コウジ)
facebook https://www.facebook.com/koji.yoshimoto

MMD研究所 編集長
MMDLabo株式会社 代表取締役

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