調査データ
2010年10月14日
日本国内のスマートフォン市場に関する有識者アンケート調査
執筆者
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)では、IT・モバイルジャーナリスト、IT関連メディア、スマートフォン関連書籍関係者、IT・情報・工学専攻の大学教授といった、有識者の20人にご協力いただき、「日本国内のスマートフォン市場に関する有識者アンケート調査」を実施致しました。
【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】
■ 95%の有識者が2015年までに、60%の有識者が2013年までに、日本市場でもAndroidがiPhoneの販売シェアを追い抜くと予測
■ 75%の有識者が、2015年までにスマートフォンの販売台数がフィーチャーフォンの販売台数を追い抜くと予測
■ Androidは「カスタマイズやキャリア選択の自由度、拡張性」、iPhoneは「完成度の高いユーザーインターフェイス」が魅力
■ Androidが普及するために必要な重要ポイントは、「端末のバリエーション」「従来型ケータイ機能の移植」「国内メーカーの参入」
・ 調査期間 …2010年9月30日~2010年10月7日(8日間)
・ 調査対象 …IT・モバイルジャーナリスト、IT関連メディア、
スマートフォン関連書籍関係者
IT・情報・工学専攻の大学教授などの有識者
・ 有効回答 …20人
■ 95%の有識者が2015年までに、60%の有識者が2013年までに、日本市場でもAndroidがiPhoneの販売シェアを追い抜くと予測
有識者20人を対象に実施したオンラインでの市場予測調査により、回答者の95%が「2015年までにはAndroidがiPhoneのシェアを追い抜く」と予測していることがわかった。
またそのうち、2013年までにシェアが逆転すると予測した回答者が60%にのぼり、世界に続いて日本でもAndroidの急伸を予測する回答が多数を占めた。
ちなみに、回答者の予想年号の平均は2013年となっている。
■ 75%の有識者が、2015年までにスマートフォンの販売台数がフィーチャーフォンの販売台数を追い抜くと予測
続いて、「向こう5年間の日本における「スマートフォン」と「フィーチャーフォン」の販売台数比率を予想してください」という質問に対しては、回答者の75%が「5年以内にスマートフォンの販売台数がフィーチャーフォンの販売台数を上回る」と予測していることがわかった。
ちなみに5年後(2015年時点)での販売台数比予測は、回答者の平均でスマートフォン55.6%、フィーチャーフォン44.4%となっている。
■ Androidは「カスタマイズやキャリア選択の自由度、拡張性」、iPhoneは「完成度の高いユーザーインターフェイス」が魅力
次に、「iPhoneとandroid、一般ユーザーにとって最も魅力的だと思われる点をそれぞれ1つ挙げて下さい」という質問に対しては、Androidでは「カスタマイズやキャリア選択の自由度、拡張性」、iPhoneでは「完成度の高いユーザーインターフェース」という回答が多く見られた。
その他、フリー回答形式では次のような回答が寄せられている。
・Android=「自由度」、iPhone=「デザイン」。【フリーライター/清水 理史 氏】
・Android=「画面レイアウトの自由度が高い」、iPhone=「使いやすい」。【ITジャーナリスト/一条 真人 氏】
・Android=「機種の多様性、ガラパゴス携帯との融合の可能性」、iPhone=「コンテンツ(アプリ)の充実」。【株式会社フロンティア・B.I. 代表取締役/藤井 伸輔 氏】
・Android=「Googleの各種サービスとの連携による小型ネット端末であること」、iPhone=「Appleというブランド力に支えられたスタイリッシュな端末であること」、【株式会社 BCN データマーケティング部 チーフアナリスト/森 英二 氏】
■ Androidが普及するために必要な重要ポイントは、「端末のバリエーション」「従来型ケータイ機能の移植」「国内メーカーの参入」
また、「日本のスマートフォン市場において、Androidがトップシェアを獲得するための今後のポイントは?」という質問に対しては、「端末のバリエーション」、「従来型ケータイ機能の移植」、「国内メーカーの参入」という意見が多数見られた。
その他、フリー回答形式では次のような回答が寄せられている。
・従来型ケータイのエコシステムを、いかにAndroidに移植できるか。その際に、Androidならではの魅力を損なわないことは必須。UIなどは、Androidに合わせて全面的に作り変える必要がある。フルタッチ端末だけでなく形状のさらなる多様化もポイントになる。【ケータイジャーナリスト/石野 純也 氏】
・より多くの国内メーカーが参入すること。【日経BP社・日経トレンディネット編集部/磯 修 氏】
・ケータイっぽい使いやすさ。特にデコメ・着うたなど若年層に受ける機能を重視すること。スマートフォンとケータイの線引きをなくすこと。【BestGear編集部 デスク/中馬 幹弘 氏】
・教育(電子教科書、学習アプリ)、ビジネス・アプリ(販促ツール、セールス支援ツール、進捗管理など)の普及。【デジタルハリウッド大学院 専任教授/三淵 啓自 氏】
※ 今回調査した全設問項目
・ Androidが日本のスマートフォン市場で販売台数トップになると仮定した場合、そのタイミングを具体的に予想して下さい
・ 日本のスマートフォン市場において、上記のタイミングでAndroidがトップシェアを獲得するための今後のポイントは?(FA)
・ iPhoneとAndroid、一般ユーザーにとって最も魅力的だと思われる点をそれぞれ1つ挙げて下さい。(FA)
・ 向こう5年間の日本における「スマートフォン」:「フィーチャーフォン」の販売台数割合を予想してください。※全体を10とした場合で予想してください
・ 5年後の日本において、「スマートフォン」における「iPhone」:「Android」の販売台数割合を予想してください。※iPhone、Androidを足した数を10とした場合で予想してください
レポートのダウンロードに関してはお問い合わせください。
https://mmdlabo.jp/contact/
【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】
■ 95%の有識者が2015年までに、60%の有識者が2013年までに、日本市場でもAndroidがiPhoneの販売シェアを追い抜くと予測
■ 75%の有識者が、2015年までにスマートフォンの販売台数がフィーチャーフォンの販売台数を追い抜くと予測
■ Androidは「カスタマイズやキャリア選択の自由度、拡張性」、iPhoneは「完成度の高いユーザーインターフェイス」が魅力
■ Androidが普及するために必要な重要ポイントは、「端末のバリエーション」「従来型ケータイ機能の移植」「国内メーカーの参入」
・ 調査期間 …2010年9月30日~2010年10月7日(8日間)
・ 調査対象 …IT・モバイルジャーナリスト、IT関連メディア、
スマートフォン関連書籍関係者
IT・情報・工学専攻の大学教授などの有識者
・ 有効回答 …20人
■ 95%の有識者が2015年までに、60%の有識者が2013年までに、日本市場でもAndroidがiPhoneの販売シェアを追い抜くと予測
有識者20人を対象に実施したオンラインでの市場予測調査により、回答者の95%が「2015年までにはAndroidがiPhoneのシェアを追い抜く」と予測していることがわかった。
またそのうち、2013年までにシェアが逆転すると予測した回答者が60%にのぼり、世界に続いて日本でもAndroidの急伸を予測する回答が多数を占めた。
ちなみに、回答者の予想年号の平均は2013年となっている。
■ 75%の有識者が、2015年までにスマートフォンの販売台数がフィーチャーフォンの販売台数を追い抜くと予測
続いて、「向こう5年間の日本における「スマートフォン」と「フィーチャーフォン」の販売台数比率を予想してください」という質問に対しては、回答者の75%が「5年以内にスマートフォンの販売台数がフィーチャーフォンの販売台数を上回る」と予測していることがわかった。
ちなみに5年後(2015年時点)での販売台数比予測は、回答者の平均でスマートフォン55.6%、フィーチャーフォン44.4%となっている。
■ Androidは「カスタマイズやキャリア選択の自由度、拡張性」、iPhoneは「完成度の高いユーザーインターフェイス」が魅力
次に、「iPhoneとandroid、一般ユーザーにとって最も魅力的だと思われる点をそれぞれ1つ挙げて下さい」という質問に対しては、Androidでは「カスタマイズやキャリア選択の自由度、拡張性」、iPhoneでは「完成度の高いユーザーインターフェース」という回答が多く見られた。
その他、フリー回答形式では次のような回答が寄せられている。
・Android=「自由度」、iPhone=「デザイン」。【フリーライター/清水 理史 氏】
・Android=「画面レイアウトの自由度が高い」、iPhone=「使いやすい」。【ITジャーナリスト/一条 真人 氏】
・Android=「機種の多様性、ガラパゴス携帯との融合の可能性」、iPhone=「コンテンツ(アプリ)の充実」。【株式会社フロンティア・B.I. 代表取締役/藤井 伸輔 氏】
・Android=「Googleの各種サービスとの連携による小型ネット端末であること」、iPhone=「Appleというブランド力に支えられたスタイリッシュな端末であること」、【株式会社 BCN データマーケティング部 チーフアナリスト/森 英二 氏】
■ Androidが普及するために必要な重要ポイントは、「端末のバリエーション」「従来型ケータイ機能の移植」「国内メーカーの参入」
また、「日本のスマートフォン市場において、Androidがトップシェアを獲得するための今後のポイントは?」という質問に対しては、「端末のバリエーション」、「従来型ケータイ機能の移植」、「国内メーカーの参入」という意見が多数見られた。
その他、フリー回答形式では次のような回答が寄せられている。
・従来型ケータイのエコシステムを、いかにAndroidに移植できるか。その際に、Androidならではの魅力を損なわないことは必須。UIなどは、Androidに合わせて全面的に作り変える必要がある。フルタッチ端末だけでなく形状のさらなる多様化もポイントになる。【ケータイジャーナリスト/石野 純也 氏】
・より多くの国内メーカーが参入すること。【日経BP社・日経トレンディネット編集部/磯 修 氏】
・ケータイっぽい使いやすさ。特にデコメ・着うたなど若年層に受ける機能を重視すること。スマートフォンとケータイの線引きをなくすこと。【BestGear編集部 デスク/中馬 幹弘 氏】
・教育(電子教科書、学習アプリ)、ビジネス・アプリ(販促ツール、セールス支援ツール、進捗管理など)の普及。【デジタルハリウッド大学院 専任教授/三淵 啓自 氏】
※ 今回調査した全設問項目
・ Androidが日本のスマートフォン市場で販売台数トップになると仮定した場合、そのタイミングを具体的に予想して下さい
・ 日本のスマートフォン市場において、上記のタイミングでAndroidがトップシェアを獲得するための今後のポイントは?(FA)
・ iPhoneとAndroid、一般ユーザーにとって最も魅力的だと思われる点をそれぞれ1つ挙げて下さい。(FA)
・ 向こう5年間の日本における「スマートフォン」:「フィーチャーフォン」の販売台数割合を予想してください。※全体を10とした場合で予想してください
・ 5年後の日本において、「スマートフォン」における「iPhone」:「Android」の販売台数割合を予想してください。※iPhone、Androidを足した数を10とした場合で予想してください
レポートのダウンロードに関してはお問い合わせください。
https://mmdlabo.jp/contact/
この記事の執筆者
セノオ アキコ(セノオ アキコ)
MMD研究所 編集部員