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Vol.16 ソニーの最新技術を搭載したスマートフォン 『Xperia(TM) Z』ヒットの理由

インタビュー

日付:2013/3/27

執筆者:吉本 浩司

Vol.16 ソニーの最新技術を搭載したスマートフォン 『Xperia(TM) Z』ヒットの理由

Vol.16 ソニーの最新技術を搭載したスマートフォン 『Xperia(TM) Z』ヒットの理由

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2013年NTTドコモの春モデルとしてソニーモバイルコミュニケーションズが開発した「Xperia Z」は発売開始以来2週間で16万台が売れ、No.1モデルとなっている。
今回MMD研究所は、Xperia Zのプロダクトプランナー柏原氏にXperia Zの開発秘話、ヒットの秘密を伺った。


企業インタビュー

ソニーモバイルコミュニケーションズ プロダクトプランナー柏原 学氏








----まずは、柏原さんのお仕事について教えてください。
私はソニーモバイルにてXperiaスマートフォンの商品企画を担当しています。コンセプトづくりから、デザイン、機能や操作性などプロジェクトをリードしながら製品が実際に発売されるまでプロダクトプランナーとして責任を負っています。

----XperiaZの特徴をご説明してもらえますか?
Xperia Zは、特徴的なガラスの1枚板のような薄型フラットボディに、ソニーの最先端の技術を搭載したスマートフォンです。5.0インチの大きく明るい高精細なフルHDディスプレイを搭載しているので、映像コンテンツを鮮やかに、美しくお楽しみいただけます。カメラ機能もポイントです。約1310万画素と高精細なだけでなく、デジタルカメラやビデオカメラでも珍しい、HDR(ハイダイナミックレンジ)ビデオに対応しました。逆光のような明暗に差のあるシーンでも、白とび黒つぶれの少ない動画を撮影できるんです。

基本機能も充実しており、1.5GHzクアッドコアCPU、2GB RAMを採用しました。防水・防塵性能を備えているので、さまざまなシーンで安心して使えます。また、日本でポピュラーな赤外線通信、おサイフケータイ)、ワンセグにも対応しています。
カラーはブラック、ホワイト、パープルの3色をご用意しました。パープルはXperiaとして初めてチャレンジしたカラーです。

企画の初期段階ではブラックとホワイトの2色で考えていたのですが、Xperia Zの世界観を崩さずに成り立つ3色目を検討した結果、パープルを採用することにしました。初めて採用したカラ―だったため、ある意味チャレンジではあったのですが、お蔭さまでお客様からもご好評いただいています。

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----Xperia Zの世界観というお話がでましたが、具体的にはどういうことでしょうか?
Xperia Zはまるで1枚のガラス板のようなフラットフォルムが特徴です。背面は大理石をスパッと切ったような平滑面を表現するためにガラスを採用しました。

Xperia Zのデザインテーマは「オムニバランスデザイン」です。「オムニ」とは全方位、全方向のという意味を持っているのですが、例えば縦、横、上下逆にしてもバランスよくお使いいただけます。いい意味で方向性を持たないデザインに仕上げました。2013年の商品のこのモデルから継続的に使っていくデザインテーマです。


---今回さまざまなソニーの技術が搭載されていますね。

Xperia Zは、昨年ソニーの100%子会社となり初めてソニーモバイルコミュニケーションズとして開発した製品です。ソニーグループとしてより密接な協業がありディスプレイ、カメラ、サウンド等様々な技術を取り入れています。

まず、映像表現についてですが、モバイルブラビアエンジン2という画質エンジンをより進化させ、ビビットな色はよりビビットに、ただし人の肌は自然な肌色を表現できるようになりました。この映像再現力はソニーのテレビ、ブラビアで培ったノウハウを活かし、スマートフォン用に最適化し搭載しています。

また、カメラではソニーが新しく開発した「Exmor RS for mobile」という裏面照射積層型CMOSイメージセンサーを搭載したことで、カメラモジュールを大型化することなく、HDR(ハイダイナミックレンジ)ビデオという新しい機能を追加することができました。HDRビデオは、例えば光の明暗差が大きいところで撮影すると手前が黒くつぶれて、後ろが白くなってしまう場合がありますが、露光を調整することによってより見たままに近い自然な色の動画を楽しめるようになっています。
また、デジタルカメラ「Cyber-shot」でご好評いただいている「おまかせプレミアムオート」という機能も進化しました。カメラが様々なシーンを自動的に認識して最適な設定で撮影が可能です。認識できるシーン数が増え、カメラまかせできれいな写真が撮れるようになっています。

また、今回新たに画面上に同時に静止画、動画の撮影ボタンを配置することで、モード切り替えすることなく、すぐに撮影ができるようになりました。録画中も写真撮影ができるようにユーザービリティを高めたことも大きいですね。
連写機能もポイントです。高速中速低速の3段階で撮影ができ、ボタンを押し続けている間はバッテリーの容量やメモリーに残量があれば無制限に連写撮影することができます。

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細かい点ではあるのですが、私のこだわりで、今回ボタンの操作音をXperiaの世界観を表現できる心地よいものに変更しました。
PlayStation(R)Vitaのタッチ操作音がオリジナルになっているのですが、ゲームのセッティング上のUIにはゆったりとした音調が合うのに対し、スマートフォンだとタッチの速さが求められるので一部音をカットしスマートフォン用にカスタマイズしています。音のところでもグループ会社であるソニーコンピュータエンターテインメントの協業を得ています。


----チームで目標にしていたことは何ですか?
日本、海外問わず、グローバル市場でヒットモデルにする、ということです。


----目標を達成できた最大のポイントは何ですか?
グローバルモデルも日本モデルも同じ形のもので作れたことが大きかったのではないでしょうか。日本モデルですと、ワンセグ、FeliCa、赤外線機能など日本独自の機能を取り入れるとグローバルモデルとサイズやデザインが少し変わってしまうことがありました。
今回のモデルに関してはサイズ、外観、素材もほぼ一緒です。
それが出来た理由は1枚板のような薄型フラットフォルムを目指すところでガラスを採用し積載効率の高いスタックアップ(内部の構造)で仕上げられたからだと思います。


----スマートフォンをまだお持ちでない方にお伝えしたいことは何ですか?
Xperia Zは「そばにあって嬉しさを感じる、持っていてかっこいい、うれしくなる」製品に仕上がったと思っています。
また、私自身個人的にはシンプルに、ディスプレイ、アイコン、文字が大きくなり、全体的なUI(ユーザーインターフェース)も非常に見やすくなっていると思っています。タッチ操作の使い勝手も改善しているので、スマートフォンを検討される方々にも使いやすい製品になっていると思います。そこを感じて欲しいですね。

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今後、アルバムアプリ、ムービー、ウォークマンアプリなどソニーのアプリケーションも進化していくので、そこも楽しんでいただけると思います。また、NFC搭載のソニー機器群では、ワンタッチするだけでBluetooth経由で音楽が聴ける、自分が見ている画面をTVに映し出して見ることができます。Xperia Zはもちろん、他機器との連携も楽しんでいただければと思います。



【会社】ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社

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【サービス】製品一覧
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この記事の執筆者

吉本 浩司(ヨシモト コウジ)

吉本 浩司(ヨシモト コウジ)
facebook https://www.facebook.com/koji.yoshimoto

MMD研究所 編集長
MMDLabo株式会社 代表取締役

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