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調査データ

2011年1月21日

高速データ通信カードに関する地域別実測比較調査

MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)では、2011年1月7日~13日にかけて、「高速データ通信カードに関する地域別実測比較調査」を実施しました。調査結果、及び調査概要については下記の通りです。

【 調査結果サマリー(※一部抜粋)】


■ 首都圏、地方主要都市ともにスピードでは「UQ WiMAX」に軍配
■ 接続までのスピードでもUQ WiMAX
■ NTTドコモ「Xi」は都内主要エリアでも一部LTE圏外に



・ 調査期間 … 2011年1月7日~2011年1月13日(7日間)



■ 首都圏、地方主要都市ともにスピードでは「UQ WiMAX」に軍配


昨年末にNTTドコモより新たに次世代高速データ通信サービス 「Xi (クロッシィ)」 がリリースされたことを受け、MMD研究所では、全国主要都市 (計20ヶ所) におけるUQ WiMAX、イー・モバイルG4、NTTドコモ Xi (クロッシィ) の各高速データ通信カードの接続スピード実測比較調査を実施した。
調査結果としては下記の表の通りスピードでは、首都圏主要スポット、地方の主要都市含めて一部の地域を除きほぼUQ-WiMAXに軍配が上がる結果となった。また、今回の調査エリアにおいてUQ WiMAX、イー・モバイル G4ともに問題なく使用できた。昨年12月からの新サービスであるNTTドコモの 「Xi (クロッシィ)」 については、次世代高速通信モード (LTE) のサービスエリアはまだ実用レベルとしては物足りない感はあるが、3Gモード (HSPA) への切り替えを含めて比較すると、イー・モバイルG4のエリア、スピードに迫る結果となっている。

また、調査時の所感としては、USBを接続してから回線接続までの時間を比較すると、時間にして数秒の差ではあるが 「UQ WiMAX」 が最もストレスなく快適に接続できた。USB端末の形状についても個性があり、NTTドコモの 「Xi (クロッシィ)」 の端末は横に張り出す形状が狭い場所ではやや使いづらく感じる場面もあった。サイズ的に最も小さいのは 「UQ WiMAX」 のUSB端末だが、USBスロットの取り出しの際に、ネイルをしている女性調査スタッフから、「爪が邪魔になりやや扱いづらい」 という声も上がった。

■ 各エリアにおける調査結果一覧



■ 調査概要

※ 調査地域 (スポット)


・ 首都圏(東京、横浜)
 JR秋葉原駅(ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba前) / JR渋谷駅(新南口改札前)
 JR新橋駅(SL広場) / JR東京駅(GRANSTA 銀の鈴広場) / JR有楽町(東京国際フォーラム1F)
 JR池袋駅(ヤマダ電機 LABI1 日本総本店前) / 六本木(六本木ヒルズ・メトロハットB1F)
 浅草(雷門前) / 横浜中華街(東門前) / 横浜みなとみらい(クイーンズスクエア)
・ 北海道
 札幌(北海道旧庁舎・赤レンガ) / 札幌(すすきの交差点付近)
・ 中部
 JR名古屋駅(桜通り口) / 栄(オアシス21 吹き抜けB1F)
・ 関西
 梅田(ヨドバシカメラ マルチメディア梅田前) / JR新大阪駅(千成瓢箪 *工事中のため看板前)
・ 中国
 JR広島駅(新幹線口) / 広島(平和記念公園内)
・ 九州
 JR博多駅(博多口) / 中洲(キャナルシティ1F)

※ 調査対象の高速Wi-Fiデータ通信カードサービス(USB型データ通信カード)


・ UQ WiMAX / MW-U2510SS2
・ イー・モバイルG4 / D41HW
・ NTTドコモ Xi(クロッシィ) / L-02C

※ 調査に際し使用した機器と調査方法


・ 使用機器 Panasonic CF-W8(ノートPC) / OS : Windows Vista
・ 計測方法 価格.com ブロードバンドスピードテスト http://kakaku.com/bb/speed.asp
・ 調査方法 平日14:00~23:00の時間帯に同条件下で各3回計測し最高速を記録


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