スマートフォン、タブレットを中心とした消費者動向や市場調査を無料で公開

リサーチのご相談

調査データ

2018年3月7日

2018年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査

MMD研究所は、「2018年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」を実施致しました。
調査対象SIMサービスは、2017年9月21日に発表した「2017年9月格安SIMサービスの利用動向調査」※1」よりメインで利用している格安SIM上位9サービス※2に、Y!mobile※3を加えて10サービスの通信速度調査を実施しました。なお、今回の調査は昨年調査アプリの「Ookla Speedtest.net」および、WebとYoutubeのLoading Timeが計測できる「4Gmark」の2アプリを利用して計測し、調査端末は「ZenFone 3 Laser」で統一しております。


【調査対象サービス】
Y!mobile
楽天モバイル
mineo(Dプラン、Aプラン)
OCNモバイルONE
IIJmio(Dプラン、Aプラン)
UQ mobile
BIGLOBEモバイル
イオンモバイル(Dプラン、Aプラン)
DMM mobile
LINEモバイル


【調査方法】
2018年2月14日~2月19日の平日4日間で、主要3都市である東京、名古屋、大阪※4の主要駅にて、各駅1箇所ずつ9時~10時、12時~13時、17時~18時の3つの時間帯において、2アプリで各サービス3回計測しています。


※1:2017年9月21日「2017年9月格安SIMサービスの利用動向調査」
※2:mineo、IIJmio、BIGLOBEモバイルはdocomo、auのマルチキャリア提供事業者の中で両キャリアの利用者が多いことから2プランを調査しております。
※3:Y!mobileはMVNOではありませんが、消費者から見れば同じ低価格な通信サービスを提供している事業者となるため調査対象としています。
※4:地域別の通信速度はMVNOではなくMNOの影響に左右されますが、各MNO回線の比較参考のため、3地域で計測しております。

本調査結果は、当該調査時の条件下でのデータ及び所感をまとめた通信速度の参考データであり、電波の状態、回線の混雑状況、利用される場所などにより異なります。各サービスの通信速度を保証するものではございません。


■主要3都市の通信速度調査結果
 箱ひげ図:主要3都市格安SIMサービスのダウンロード速度


主要3都市(東京、名古屋、大阪)の調査結果についてダウンロード速度を箱ひげ図で見ていくと、中央値が高かったのは、Y!mobileが26.0Mbps、次いでUQ mobileが25.5Mbpsと僅差となった。
また、昼12時~13時の時間帯で見てみると、UQ mobileが29.2Mbpsで最も早く、次いでY!mobileが 22.9Mbps、LINEモバイルが1.5 Mbpsとなっている。

なお、従来の計測方法である平均値の速度結果について、ダウンロード速度はUQ mobileが30.3Mbpsで最も速く、次いでY!mobileが29.1Mbps 、mineo(docomo)が16.8Mbpsとなった。
また、今回、計測アプリ「4Gmark」で計測した「Youtube」のloading Timeは、Y!mobileが2.5秒と最も短く、次いでUQ mobileが2.9秒、LINEモバイルが6.7秒と続いた。また、webのloading Timeについては、Y!mobileが4.3秒と最も短く、次いで、僅差でUQ mobileが4.6秒、LINEモバイルが5.2秒となった。

箱ひげ図のひげ(縦の線)は最大値、最小値を表します。箱の長さは第一四分位数と第三四分位数を表し、箱の中の横線は中央値を表します。箱の位置で速度(高い方が速い)を、箱の長さで安定度(箱の長さが短いほど速度の振れ幅が少ない)を表します。
「Download」と「Upload」は値が高いほど速く、「PING」「WEB」「Youtube」は値が小さい方が良い環境であると言えます。

■以下、参考までに各計測アプリ別結果も朝、昼、夕別に公開
・「4Gmark」使用時(東京、名古屋、大阪)

・「Ookla」使用時(東京、名古屋、大阪)
※今回は、計測アプリ「Ookla Speedtest.net」及び「4Gmark」を利用して計測しています。
「Ookla Speedtest.net」では、PING,Download,Upload,「4Gmark」では、PING,Download,Upload,Youtube,webを計測しています。
※本調査レポートの数値は四捨五入の丸め計算を行っております。


■調査概要
調査対象サービス :2017年9月21日「2017年9月格安SIMサービスの利用動向調査レポート※1」より
メインで利用している格安SIM上位9サービスに、Y!mobile※3を加えた10サービス
Y!mobile
楽天モバイル
mineo(Dプラン、Aプラン)
OCNモバイルONE
IIJmio(Dプラン、Aプラン)
UQ mobile
BIGLOBEモバイル
イオンモバイル(Dプラン、Aプラン)
DMM mobile
LINEモバイル
調査利用アプリ :4Gmark、Ookla Speedtest.net
調査端末 :ZenFone 3 Laser
調査期間 :2018年2月14日~2月19日
調査時間帯 :1回目9時~10時、2回目12時~13時、3回目17時~18時
調査場所 :2/14(東京駅:丸の内南口改札)※17時~18時
      2/15(名古屋駅:金の時計広場)
      2/16(大阪駅:中央口)
      2/19(東京駅:丸の内南口改札)※9時~10時、12時~13時
調査方法 :「4Gmark」「Ookla Speedtest.net」にて
 各主要駅各サービス各時間帯で3回ずつ調査
    1サービスあたり54回調査



上記のリサーチに関するご質問等は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
お問い合わせフォーム

利用規約

≪本調査レポートのご利用について≫
MMD研究所にて無償公開しているWEBサイト内の文書、及びその内容についての無断転載等は原則としてご遠慮頂いております。
データの利用または引用の可否はその内容によりますので、まずは掲載範囲、用途・目的、メディアなどを記載してメールにご連絡ください。
追って担当者よりご連絡いたします。著作物の二次利用に関しては、以下の条件にすべてあてはまる場合、個別の許諾なしにこれをみとめます。

・ 営利を目的としないこと
・ それによって経済的な利益を得ることがないこと
※販促に利用されたい企業様はお問い合わせください。

会員登録をすると、
調査結果の詳しいファイルを
ダウンロードできます。